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ブログ2019.06.10
S君のスーツと流行
【Tailor Fukuoka Ginza Blog】
皆様こんにちは。
テーラーフクオカ銀座店の木村です。
最近の若いメンズヘアでは
私が学生の頃によく見られた
ウルフスタイルのアレンジが
多いようです。
何事も移り変わってゆくものですね。
さて、本日は仕上がり紹介と小話。
弊社、新入社員のS君の仕上がり品です。
細かい所に、私のこだわりを
詰めたデザインになっています。
最近の傾向として、衿巾は
太めになってきています。
こちらは、ピーク衿なので通常よりも
太めに設定しておりますが
しっかり流行りに
乗っかるのであればこの位。
最初は、主張が強く慣れないかも
知れませんがクラシックな雰囲気には
いい感じ。(タブカラーとの合わせも◎)
サイジングも縦横共に少しゆったり。
パンツはツータックで、フロントは
3釦の段返り、ベストもつけて
スリーピースに。
スーツのデザインやサイズ感には
しっかりと流行り廃りがあります。
上の話でいけば、衿巾は少し前は
細い巾のものが主流で、サイジングも
極めて細く、短いものが多くありました。
(ネクタイも細かったですね)
デザインの面でもノータックのものが
下火になりタック入りパンツが増え、
ゴージラインもソフトスーツ時代の
ローゴージからハイゴージになり
また最近は少し下がり気味。
スーツにはある程度、美しく見える
デザイン、サイズ等が決まっています。
そこから、流行やお好みで逸脱するのも
面白いものですが、普遍的な線に
沿ったスーツは美しく感じるものです。
結局の所、そういうものが
スーツの美しい在り方かもしれませんね。
銀座店 木村
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Tailor Fukuoka