【Tailor Fukuoka Ginza Blog】

皆様こんにちは。 

テーラーフクオカ銀座店の木村です。

先日、久しぶりにダークナイトを

観直していました。

映像、ストーリー、演出もさることながら

やはり、ヒース・レジャーの怪演は

色褪せること無く圧巻で、圧倒的でした。

今でも、もう一度その演技を観たい人物です。

さて、本日はこちらのご紹介。

【CANONICO】

18CN-1110

Standard Line / ￥64,000+tax 

Prestige Line / ￥84,000+tax 

ブランドに関しての説明は不要かもしれませんが

カノニコ社のベージュのツイル生地です。

ヴィターレ・バルベリス・カノニコは

1663年創業のミルで、艷やかで

発色の良い生地が特徴で

近年は多彩なコレクションを展開し

個性的な生地も多く見られます。

また、第二次世界大戦後は海外への輸出へ力を注ぎ

今では売上全体の75％を海外での売上が占めており

世界で最も売れている生地とも言われています。

カノニコのベージュに関しては私も一着作っており

発色の良さと風合いは流石で、

350年の技術と歴史を感じます。

こういう明るい色味のスーツは

コーディネートは難しくはないのですが

足元だけは茶靴がベターな選択です。

最近は、昔ほど色による季節感というものを

あまり重視しなくなりましたね。

季節感が無くていいという事ではありませんが

春らしい色も、冬っぽい色も

あえて、であれば素敵なものです。

また、色以外の合わせや素材、小物等で

季節を演出することも出来ます。

個人的にはそちらの方が重要な気がします。

皆様も、色や季節にとらわれること無く

ご自分が好きなものを好きな季節に楽しんで下さい。

銀座店　木村

関連記事

夏、暑さと共にやってくるは麻の季節 センスとリアルを求める服地 移り変わりと切り替わり 生地と仕立てを超える着こなしを