Blog
ブログ2020.11.14
取り扱い表示、ちゃんと見てますか?
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
こんにちは!
今日はどんな服にもついている
洗濯表示(取扱表示)の話。
皆様、服を購入前・あるいは購入後に
きちんと洗濯表示(取扱表示)タグは
確認していますか?
そもそも洗濯表示とは…
スーツの内ポケットの中に縫い付けてある、
これです!
スーツは毎日洗うものではないので、
見る機会も少ないかもしれません。
しかし、
ここにはよく皆様からご質問頂く
「アイロンって何℃でかければいいの?」
「スーツって洗っていいの?」etc…
などの取扱情報が全て載っています。
今回の素材は表記の通り
表地:ウール
裏地:ポリエステル・キュプラ
を使用したスーツです。
このスーツの取り扱い表示の意味は
①家庭洗濯不可
②漂白剤不可
③タンブル乾燥不可
④アイロン温度は150℃(中温)
⑤石油系ドライクリーニング可(弱く)
⑥ウェットクリーニング不可
要約すると
「家庭でのケアは
中温のアイロンのみ可で
洗濯は不可、
ドライクリーニングに出してください」
という意味になります。
このように、ご家庭でも簡単に
取り扱い方法を知ることが出来ますので
「ウールのパンツを洗ってしまい
縮んでしまった…」
なんて事故も防ぐ事ができます。
※細かなスーツのお手入れ方法は
嶌野が以前投稿した
コチラのブログをご覧下さい。
余談ですが…この記号、
なんとなく違和感がある方
未だに多いと思います。
「政府広報オンライン」より引用 https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201812/2.html
それもそのはず、
グローバル化に伴い
2016年に全世界共通の記号に
改定されたからです。
2016年以前の洋服は
日本独自の洗濯表示がついており(画像右)、
改定されたのは実に50年ぶり。
記号にまだ慣れていない方は
経済産業省が作成したガイドライン
3ページ目を印刷して
洗濯機置場の前に貼っておくことをおすすめします。
「衣類等の新しい洗濯表示 – 経済産業省」
https://www.meti.go.jp/publication/pdf/pamph_irui.pdf
衣類を大切にしていくためにも
欠かせない取り扱い表示。
きちんと意味を知り
正しいケアをしていけば
衣類もしっかり応えてくれますので
長持ちします。
今日からぜひ見てみて下さいね^^
新宿店 長谷川
Staff投稿者長谷川 [Hasegawa]
服飾系の大学を経て入社。
若くして販売・企画・人事など様々な業務に携わってきた
社内随一のユーティリティプレイヤー。
安定感のある接客スタイルでデザイン提案なども信頼できる。