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ブログ2022.02.03
ラバットを着こなす
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
皆様こんにちは。
テーラーフクオカ新宿店の加藤です。
非常に好評であったラバットをご注文いただいたので
今回はラバットを中心としたスタイリングの紹介です。
ツイードは硬さがあり仕立てが映えることは
今までもよくお伝えしていますが
その中でもラバットは抜きん出たクオリティを誇ります。
ラペルの返りやシワのない綺麗な曲線美が
優雅な印象を与えてくれます。
このような柄物でも柄合わせはお手の物ですので
きれいに見えるにはれっきとした理由が存在しています。
この日着用されていたのは季節感のあるウールタイ。
見た目のざっくりした雰囲気がジャケットに合っていて
ディンプルはシルクタイよりも深いくぼみがありますね。
そしてホールドもしっかりしているので
ラバットのような重厚な生地にマッチします。
藍染めの効いたボタンダウンデニムシャツをアンボタンスタイルで
しゃくりを上手く表しています。
少し縮んだエイジングがまた良いです。
スラックスもサルトリアパンツスタイル。
2タックで余裕がありつつ、野暮ったくならないように
サイド尾錠で調和されています。
微起毛のこの生地感が、ネクタイの小剣が粋ですね。
このように、スタイリングにおいて
素材感や細かなディテールは
非常に重要な役割を担っています。
真面目なスタイリングももちろんいいのですが
真面目なスタイリングを踏まえた上で外すことにより
新たに幅が広がっていきます。
正解はありませんが最適であるデザインはあります。
我々からもこの生地にはこれが、このデザインであればこれが合うなど
提案させていただきますので
ジャケットも仕立ててみては如何でしょうか。
きっとスーツよりもスタイリングは楽しんでいただけると思います。
テーラーフクオカ 新宿店 加藤
Staff投稿者加藤 [Kato]
入社以来トラッドファッションを得意としているため
クラシックな提案などに定評あり。
現在新宿のシューケア担当として店内の靴やお客様のシューケアの
アドバイスなどを行っている。
こうみえても全国大会出場経験のあるバスケットマンでもある。