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ブログ2022.11.14
アジャストボタン、大きい方で留めてませんか?
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
こんにちは。
Tailor Fukuoka新宿店の泥谷でございます。
皆様、
シャツの袖とスーツの袖の長さについて
『ジャケットからシャツが1㎝ほど出ていると良い』と
聞いたことはございませんか?
スーツの袖丈は
好みが出やすいウエストサイズやパンツ丈と違って
基本的にはその方のお身体に対して
ピッタリと合わせてお作りしますので
適正なサイズのシャツと合わせると
写真のように少しシャツが覗いてくれます。
このジャストなサイズバランスには
もちろんスーツだけでなく、
シャツの長さも重要になってくるので
テーラーフクオカではシャツもご一緒に
オーダー頂く方が多いのですが…
皆様のシャツにはこのように
ボタンが二個ついていないでしょうか?
こちらアジャストボタンといって
時計の有無に合わせて手首のサイズを調整する
優れものです。
例えば左手に時計をする時は
左を外側の円周が大きくなる方のボタンで留め、
時計が無い
右は内側の円周が小さくなる方のボタンで留めて
左右ボタンを使い分けることができます。
ですがついつい…
時計の有無に関係なく、
常に外側の円周が大きくなる方のボタンで
留めてしまっている方、多いと思います。
そちらの方が留めやすいですし、ゆったりだからです。
初めに説明した通り、
ジャケットの袖からシャツを1㎝覗かせるという
ジャストバランスは
計算しつくされたサイズによって生み出されます。
ですがそれも本来想定された正しい着方をしなければ
崩れてしまいます。
何が言いたいのかというと
時計が無いのに大きい方のボタンで留めてしまうと
シャツの手首にゆとりが付き過ぎ、
袖が下に落ちた結果、写真のように
ジャケットから1㎝以上シャツが見えてしまうのです!
テーラーフクオカで
ジャケット、シャツをオーダー頂いている方はもちろん
既製のシャツをお使いの方も
一度ご自身のお持ちのシャツを確認頂き、
大きい方のボタンで留めている方は
是非一度小さい方のボタンを使用してみてください!
Tailor Fukuoka新宿店 泥谷