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ブログ2023.10.12
美しいラインを描くには
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
こんにちは
テーラーフクオカ新宿店の豊島です。
本日はこの後ろ姿を取り上げたい一心で
ブログを投稿しております。
オーダースーツのバックスタイルは
サイドベント一択、という風潮もありますが
その潮流のなかであえてご提案していきたいのが
この“ノーベント”です。
その名の通り
ベント(背割れ)が一切ない最もシンプルな構造です。
割れがない分、可動域が狭いので敬遠されることも多かったのですが
一時期よりスーツにはゆとりが入っていて
タイトフィットがあまり求められなくなっていることもあり
現在のスーツスタイルには親和性もあります。
かつて2010年代前半のタイトスーツ全盛の時代に
気の迷い?でノーベントスーツを仕立てたことがありましたが
それはそれは動きづらかったので
そこからはサイドベンツ(もしくはフックベント)を
基本に作っておりました。。。
画像をみていただいてわかるように
裾に向かっての広がりもより強調されるので
よりドレープを感じる背中に仕上がります。
我々からすると
きれいに身体のラインを出すには
最も難易度の高いバックスタイルなのですが
きちんとフィットすれば
構造上最も美しいラインを描くはず。
もしノーベントにされオーダーされる際には
タイトすぎずルーズすぎずの
ミディアムフィットが吉ですので
そこはどうかフィッターに
身を任せていただけますと幸いです。
これから冬物のオーダースーツをご検討の方には
サイドベンツの他、この“ノーベント”も
選択肢にお加えをお願い致します。
(ちなみに防寒性能も高いので。。)
新宿店 豊島
Staff投稿者豊島 [Toyoshima]
東京都出身
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長