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2024.05.09

手触り・雰囲気共に柔らかさを感じる生地です

 

【Tailor Fukuoka Ginza Blog】

 

皆様こんにちは、銀座店の横尾です。

 

現在Tailor Fukuokでは

スラックスフェアを行っております。

 

ウール素材は勿論の事、

コットンや麻などカジュアルでも

使いやすい生地を多く揃えております。

 

そんな中、今回私が注目するのは

3シーズン・秋冬に着用できる

比較的厚手な生地です。

 

有り難いことに多くのお客様に

オーダースラックスのご注文を頂いており

仕立て上がりが7月中となっております。

 

7月もまだまだ猛暑ではありますが

少し寝かせてあげれば秋服の季節になってきます。

 

スラックスフェアが年に1回という事も

加味すれば秋・冬向けのスラックスを

作る事は何も不自然な事ではありません。

 

という訳で今回ご紹介させていただくのは

こちらの生地

 

 

No.4277U-2-45 GUABELLO

Price:¥28,000+tax(¥30,800)

¥19,800+tax(¥21,780)

 

こちらは伊GUABELLOのサキソニーに

近い起毛感のある生地です。

 

細番手で織り上げられている為手触りも非常に

滑らかで、イタリアらしいエレガントな風合い

となっております。

グレージュの色味も相まってふんわりとした

柔らかい印象を与えますね。

 

柔らかい生地でスラックスを仕立てる際に

注意するべきなのが膝抜けです。

 

下半身は上半身に対して動作が多い為

自然と洋服に与える負荷も大きくなります。

 

それが顕著に表れるのが膝でして、

座ったりしゃがんだりという動作がある以上

避けては通れません。

 

人間の動作に合わせて出てくるものなので

味と捉えていただく事も出来ますが、

お気にされる方もいらっしゃるはず。

 

この問題に関しては、細身にせずある程度ゆとりを

とって作ることで緩和することが出来ます。

 

お作りする際は是非タックを入れ、裾幅も

いつもより少し広めにしてドレープを楽しんで

いただけたらと思います。

 

生地の柔らかさを損なうことなく

美しい仕立て上がりになると思いますよ。

 

 

他にも紹介したい生地があったのですが

長くなってしまいますのでまた次回に

しようと思います。

 

スラックスフェアの生地は基本一点物に

なっておりますのでご理解の程をお願いいたします。

 

今回もご拝読ありがとうございました

 

銀座店 横尾