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ブログ2024.11.10
Clothing care
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
皆様こんにちは。
テーラーフクオカ新宿店の伴です。
今回は『Clothing care』
と題してお届け致します。
気温が急に下がりましたね。
先日まで夏だと思っており油断していた
衣替えを本格的に行わなくてはなりません。
皆様は衣替え完了しておりますでしょうか?
今年は気温が上がったり、下がったりなので
休日にゆるりと取り掛かりましょう。
さて、衣替えを行う前には必ず
衣類の状態確認が必要です。
何故、状態確認を行うかと申しますと、
例えば破損があった場合、クリーニングを
受け付けて頂けない可能性があります。
また、そのままにしておくと翌シーズン
大破するか可能性を秘めます。
よって状態確認は必要な訳です。
昨今の夏場はジャケットを着用する頻度が少なく
なっておりますので特にスラックスの具合を
観察していきましょう。
勿論、ジャケットを置き去りにする訳では
ございません。
ジャケットの状態も合わせて確認していきましょう。
今回はスラックスに焦点を当てていきますね。
ジャケットまで焦点を当てますと超長文に
なりますのでジャケットはまた次回に
持ち越します。
因みにスラックスで特にダメージが蓄積され
やすいのはざっと以下6点。
①お尻の縫い目 ②お尻のポケット周辺
③脇ポケット周辺 ④釦の解れ
⑤裾の解れ ⑥膝裏地の破れ
夏場は汗と衣類の摩擦で生地に負担が
かかり破損しやすい状況が整います。
屈んだ時に膝とお尻に引っ張られて『バリっ』と
破れることも、、、気がつけば良いのですが
静かに破れると破損に気が付かないんです、、、
よって確認は必須です。
脇やお尻ポケット周辺も引っ張りによる
負担がかかる部分なので同様の減少が
発生しやすいですね。
ハンカチ、お財布、スマホを入れる
方も多いと思いますが物の出し入れが
生地への負担になります。
同じポケットを連続で着用しない様に
する等の工夫が負担軽減になりますが
ポケット数は限られておりますので
何とも悩ましいですね、、、
その他、釦が取れかかっていたり
、スラックス裾回りの解れや膝裏地の
破れも要注意です。
ボタンに関しては紛失、解れ部分は
一部が本体と繋がって完全に解れていない
状態でどこかに引っ掛けると本体の
破損に繋がります。
膝裏地は裏地故に盲点になりやすい部分。
普段、見ることの少ない部分ですね。
肌との摩擦を軽減させる為に付いている
パーツですが破れるとダイレクトに摩擦や
汗などの水分が生地に触れますので環境が
良くないのです。
簡単に破れる部分ではございませんが
是非チェックしてみて下さい。
今回はこの辺りで、、、
お伝え漏れを思い出したら追ってご報告
致しますね。
最後までお付き合い頂き
ありがとうございました。
しっかり衣類の状態を確認してあげて
良い秋・冬を迎えましょう。
それではまた次回。
Tailor Fukuoka新宿店
伴