Blog
ブログ2016.10.08
ストレートチップの話
【 Tailor Fukuoka Ginza Blog】
こんにちは
テーラーフクオカ銀座店の豊島です。
今回は
先日、軽く書かせていただきました
ストレートチップの話。
ちなみに外羽根式のストレートチップに
ついてではございませんのであしからず。。
↑これは我々のオーダーシューズサンプルです。
(内羽根式の)ストレートチップシューズとは
簡単に言えば
最もフォーマルシーンで使いやすい
靴のカタチのことです。
ストレートチップという名前の通り
トゥ(つま先)に切り返しが
入っていてストレートに
革が縫い込まれています。
トゥにキャップを被せたように
見えることから
“キャップトゥシューズ”とも呼ばれていますが
ほぼこのストレートチップシューズと同義です。
昔、日本では一文字と言われていました。
(↑学生時代に70代の紳士に教わりました)
これは私の持論も半分ですが
おそらくこのストレートチップが
フォーマル用途に限って言えば
最も汎用性の高いデザインです。
(ウィングチップやプレーントゥと
いう方もいますが)
というのも
フォーマルウェアには
いくつかのスタイルがあるわけですが
ほぼすべての装いに
ストレートチップを合わせることが出来ます。
一部、タキシードやテールコートなどの
夜会服はその限りではないものの
テールコートなんてほぼ日本では
着る機会もないでしょうし
宮中でやるようなとても格式の高い場でない限り
タキシードにもストレートチップを
合わせることが出来ます。
ちなみにこれがタキシードなどに用いる靴
オペラパンプスです。
女性のドレスの裾を汚さないために
靴炭のいらない
エナメルシューズになっています。
とはいえ、日常生活を考えれば
ストレートチップは
結婚式などで着る
ブラックスーツやダークスーツとの合わせであれば
これ以上はないデザインの靴です。
これからブライダルシーズンですので
もし結婚式用の革靴で
お迷いになっているのであれば
このストレートチップで
ご検討されてはいかがでしょう。
本格靴であっても
国内シューメーカー製のものでしたら
3万円程でしっかりした一足が手に入るでしょうし
弊店でもグッドイヤーウェルト製法のシューズが
3万円台からオーダーをしていただけます。
お考えの方は是非ご相談ください。
銀座店 豊島
-----------
コラムや写真などは
コチラから
Tailor Fukuoka
Staff投稿者豊島 [Toyoshima]
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長