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ブログ2017.08.28
新入荷ニットタイについて
【 Tailor Fukuoka Ginza Blog】
こんにちは
Tailor Fukuoka銀座店の豊島です。
先日中野もブログに書いていたように
テーラーフクオカでついに
ニットタイをリリースいたしました。
「今どきただのニットタイごときで
何を言っているんだ」と
お思いの諸兄も多いでしょうが
後出しでリリースするからには
他のニットタイに負けない
強みがあります。
今日はそんな細かなお話…
まず見ていただきたいのが
ニットの“ゲージ”と言われるもの。
要するにニットの細かさです。
カジュアルなニットタイはここがローゲージで
独特の編み感を出すわけですが
このニットタイはある意味
そのニットタイらしさは捨てております。
ニットタイとしてはかなりの
ハイゲージで編まれているため
恐らく近くでまじまじと見なければ
コレは織りのタイにも見えることでしょう。
そしてもう一つがこの太さです。
一般的なニットタイは5.5~6cmの
ややナローな細いデザインです。
ですがこちらの幅は7cmあり
通常のシルクタイとも
遜色ありません。
(写真右の織生地のタイ幅は8cmです)
これが剣先にボリューム感を与え
ノットのディンプルも深く入るので
普段からディンプルを作る方にとっても
いい効果があります。
なぜか短く感じることが多いニットタイですが
通常よりも2cm程度長く設定しました。
そのため短く感じてしまうこともありません。
ちなみに結うとこんな感じ。
ノット下部もここまでくびれます。
ネクタイの色気はココだと思うので…
そして最後のインパクトはコレです。
ニットタイをよく知る人ほど
驚きだと思いますが
ニットでレジメンタルを表現しています。
(レジメンタルとはこのナナメのストライプ柄を指します)
編み構造上ニットタイの場合
横縞(ボーダー)にしてしまうことが
ほとんどですが
今回は変則でニットでレジメンタルを表現。
もちろん昔からないことはありませんでしたが
私個人としてはドレス用に向くようなもの
が世の中に少なかったのです。
・・・と、このように大それたデザインではないものの
テーラーフクオカとしては少しニッチなところを
突いたつもりでおります。
上でもお伝えした通り太さや長さ
そしてゲージもフラットな印象なので
ニットタイはジャケパン時のもの
という概念を取っ払って
3ピースかなんかに
差し込んでいただけると本望です。
「実はこれこう見えてニットタイなんだよね」という
呑み会での安い肴にしていただくのも◎です笑
今日はオーダーの話は全くない中
長いブログ、最後までスクロールして
いただきましてありがとうございます。
お気になりましたら
ぜひ店舗にてご覧ください。
High-Gauge Silk Knit Tie
¥6,000+tax
銀座店 豊島
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Tailor Fukuoka
Staff投稿者豊島 [Toyoshima]
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長