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2025.03.29

色味と素材、魅力を引き立て合った好例です。

 

【Tailor Fukuoka Ginza Blog】

 

 

皆様こんにちは、銀座店の横尾です。

 

私物のスーツが仕上がってまいりましたので

ご紹介させていただきます。

 

 

William Halstead made in England

No.38WH-3312

Wool:73% Mohair:27%

 

Standard Line Jacket ¥64,000+tax(¥70,400)

Prestige Line Jacket ¥84,000+tax(¥92,400)

※こちらの生地は現在品切れております。

 

 

英William Halsteadのウールモヘアの

生地を使用し、3ピースを仕立てました。

 

モヘアは夏のスーツ生地として

多く知られていますが、その魅力は

何と言ってもハリ感にあります。

 

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが

モヘアはアンゴラヤギの毛の名称であり

ウールと比較して伸縮性が低く

ピンと張っています。

その特性が手伝って構築的な仕上がりが

実現します。

 

また、実物を見ていただく方が分かりやすい

やすいのですがウールやシルクの持つ光沢感

とは異なり、どこかメタリックな印象が

あります。

 

ですのでジャケットとしてというよりは

スーツとしてかっちりお仕立てすると

生地の特性が活きるのではないでしょうか。

 

 

今回仕立てたスーツは

ブルーとグレーを混ぜあわせた

所謂ブルーグレーです。

 

普段はブラウン大好きっ子な私ですが

くすんだ色合いの持つ柔和かつ独特な

雰囲気に惹かれました。

 

決して派手な色合いではないですし

紺・グレー・茶を既にお持ちの方には

是非おすすめしたいです。

 

モヘアの硬さとブルーグレーの柔らかさ。

この二つが非常に良いバランスでマッチし、

求めていた雰囲気通りで満足しています。

 

ネイビーやグレー程ではありませんが、

ブルーグレーも生地を取り揃えておりますので

是非お気軽にご来店ください。

 

今回もお付き合いいただき

ありがとうございました。

 

銀座店 横尾