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2024.08.31

デルフィノのジャケットは優秀である

【Tailor Fukuoka Kichijo-ji Blog】

 

皆さまこんにちは!

テーラーフクオカ吉祥寺店の斉藤です。

 

今季のサンプルジャケットとして作成しましたのが、

こちらのジャケット。

 

Fabric: TALLIA DI DELFINO -Made in Italy- 

No.37-4009 W100%

OrderJacket StandardLine ¥52,000+tax(¥57,200)

        PrestigeLine ¥67,000+tax(¥73,700)

 

毎度シーズンごとに自分たちで

サンプルを仕立てる生地をセレクトするのですが、

こいつは化けたなぁという印象です。

サンプルのため、自分が着るには少々大きいのですが、

これは袖を通したいぞと相成りました。

 

 

柄はファブリックパターンとして歴史の長い

ハウンドトゥース(千鳥格子)ですが、

ここ数年トレンドから外されることのない

ビッグパターンの文様を施してます。

 

カラーもサンドベージュとブラックの2色を

採用しており、大柄であることも作用して、

コントラスト強めでしたので、

生地で見ていた時点ではドキドキしておりました。

 

 

しかしふたを開けてみれば、

プレステージラインの「ボゥ」モデルを

基盤としたこともあり、実に魅力的な

アーバンカントリージャケットが出来上がりました。

 

 

心配していた強そうな柄も、

格子の縁取りがファジーにされていることもあって、

全体的にボヤボヤと乱視フィルターがかかり、

着用しやすいソフトパターンと変貌を遂げました。

彼も生地段階ではどうやら虚勢を張っていたようです

(かわいいやつめ)。

 

 

このあたりの柄主張の手加減具合は、

さすがのデルフィノと言ったところでしょうか。

我々が扱うジャケット生地の中では、

トップクラスに優秀なブランドだと思います

(そのため、よくサンプルに使用されます)。

 

 

こちらの生地は、まだ奥行きがありますので

気になった方は、吉祥寺店にサンプルもございますので、

ぜひ覗きにいらしてください!

 

斉藤