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ブログ2018.01.20
あつらえ(誂え)市から~の浅い蘊蓄
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
まいど^^おおきに!
いつもテーラーフクオカの
ブログをご覧頂き、
誠にありがとうございます。
新宿店:南でございます。
さて、年明け企画
「あつらえ市」も
大勢の方々にご来店頂き
ご好評中ですが・・・
残すところ後10日となりました。
お忘れの方は早めのご来店を
お待ちしております。
今回企画の「あつらえ」とは・・・
若い世代の方々にはあまり耳にしない
言葉だと思います。
漢字で書くと
「誂え」
その意味は
「注文して作らせる」
「自分の思うとおりにしてもらう」
と、いう事です。
「洋服を誂える」
「寿司を誂える」など・・・
まさにオーダースーツならではの
言葉になります^^
さてさて、そのオーダースーツに
使われる生地
現在は春夏物、秋冬物のほぼ2種類に
分類されますが、
(一部盛夏物・厳冬物有り)
以前は梅春物と呼ばれる
春・秋用の物もありました。
現在でもあるのですが、上記いずれかに
属しているのが現状です。
以前の日本の織物は英国に習った物が多く、
秋冬はタテヨコ双糸の綾織物が主で
320g~350g/mの目付。
夏物はトロピカルと呼ばれる平織り
が主で、230g/m程度の目付でした。
日本には春夏秋冬、四季があり
春先・秋口に着る物として
上記の梅春物(合物)と呼ばれる
織物があったのです。
薄手のツイルやトニックがメインでした・・・
今でもありますが
どちらかというと春夏物に
分類されています。
それを考えると
日本の先人の方々は
年間に最低でも3着ものスーツを
着こなしていたんですね・・・
おしゃれですよね^^
春秋物、夏物、冬物と・・・
着こなしていた殿方も
おしゃれではありますが
それを影で支えてたご婦人方には
頭が下がります。
春夏、秋冬物の2種類に
なったきっかけとしては
英国物とは違った
ドレープ性のあるイタリア物の輸入量増や
クールビズ・生産性・コスト
etc…….
も関係していますが・・・
本日の浅い蘊蓄はこの辺で^^
本日も南のブログに
お付き合い頂き、
ありがとうございました。
さあ、皆さまもこの機会に
「スーツを誂えては」
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