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ブログ2020.09.30
エストラートはどれほど伸びるのか
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
皆様こんにちは。
テーラーフクオカ新宿店の加藤です。
トーニャのエストラートの伸縮性は
どれほどなのか以前から
気になっていたので今回実際に仕立てて
その着心地、伸び具合をお話したいと思います。
普段はどうしてもネイビーとグレーの無地の生地に
目がいってしまうので若々しく見えるような
ブラウンチェックにスカイブルーのオーバーペンが乗った
こちらの生地をオーセンでオーダーしました。
今回は伸縮性を感じやすいように
通常よりも少しだけリサイズして仕立てています。
スラックスは通常に比べ渡りのゆとりを減らし2インプリーツ。
本来であればゆとりを付けクラシックな雰囲気を出すのが
好みですが今回は柄との相性も考慮しややぴったりめ。
ジャケットに関してはウエストの絞りをかなり強めに設定し
窮屈さを感じないか様子を見ていきます。
いざ着てみると、ぴったりめにも関わらず
動きに合わせて伸びることもあり窮屈に感じにくく仕上がっています。
試しに腕を前に出したり上半身に力を入れ筋肥大をさせましたが
程よく伸びてくれるのであまり緊張が走らないようになっています。
キックバックの力も強いため、さらっと体に馴染むような感覚があります。
またこの手の中肉の生地はオーセンが最も得意としていることもあり
衿回りの吸い付きが良く、衿のロールは立体的に仕上がっています。
狙い通りの仕上がりに満足しています。
特に違いが感じやすいのがスラックス。
ジャケットに比べ芯のある箇所が帯だけなので
歩いても伸びを直接感じます。
座るときもストレスを感じないので
このサイジングは正解でした。
恐らく以前仕立てたZIGNONE(ジニョーネ)のE-motionも
ナチュラルストレッチでしたがトーニャのエストラートの方が
伸縮性は感じやすいです。なんせモヘア混紡でもストレッチ性を
謳えるシリーズですので、、、およそ20%の収縮率は相当なものです。
着てまだ日は浅いですが着た感じの印象は上記のとおりです。
これから馴染みが出てくるのでまだまだ時間はかかりますが
馴染んできた際に再度ご紹介できればと思っています。
生地によってサイズを少し変えるだけで
印象は大きく変わります。とはいえ少しゆとりを入れるのが基本です。
幾通りもあるせっかくのオーダーですので
チャレンジしてみても良いかもしれません。
テーラーフクオカ新宿店 加藤
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