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ブログ2021.01.16
【別注】HALISON LONG HOSE
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
こんにちは
テーラーフクオカ新宿店の豊島です。
昨年に扱いをはじめたばかりの
この度我々テーラーフクオカのオーダースーツに
最適な編地・着圧・カラーのものをということで
別注をさせていただきました。
ハイゲージすぎてもいけませんし
ローゲージでもドレス用には雰囲気的に使えません。
カラー展開は
大定番のネイビーやブラック、チャコール
それからカラー別注をした杢ブラウンです。
このブラウンだけは霜降り糸を採用しているため
コットン地ながらクリーミーなウール素材のような風合いです。
そしてホーズ上部の平編みからリブ編みに
切り替わっている箇所に入るギャザーも
社内では「たまらないねぇ~。。」と評判です。
編地は以前のリブ組織ではなく
平編み組織です。
この平編み組織のソックスこそが
我々のスーツにはより適した靴下だと
確信しております。
理由は2つあります。
まずはより端正でプレーンな印象を与える顔をしていること。
よりドレスな表情といいましょうか。。
我々が目指すオーセンティックなスーツスタイルには
よりミニマムでハイクオリティなものを
合わせていただきたいと思っていますので
洗練された印象のフラットな表面感が
それには好適と考えます。
そしてもう一つは
リブソックスに比べ構造もシンプルなので
地が薄くカサ高がないことです。
「これは果たしてメリットなの?」と思われてしまいますが
昨今のスーツと合わせる前提なら大いにメリットです。
ここ数年でスーツスラックスのシルエットは
腰回りから膝までにかけてゆとりが戻って参りましたが
裾にかけてはまだまだ細めのものがメインです。
そこで厚みのあるカサ高なソックスを合わせると
椅子から立ち上がった際に裾がふくらはぎに引っかかり
落ちてこないケースがあります。
もちろんエレガントとは言えませんし
これがロングホーズ最大のネックだと
ホーズ愛用者からも実はそういった声は多いのです。
そのために色々実際に履いてみた結果
この平編み地が他に比べ最もスラックスの落ちが良かったため
我々のオーダースーツに最適と判断し
今回の別注を決意いたしました。
もちろん超長綿のスーピマコットンを使用した
贅沢なソックスです。
予算(価格設定)の関係で
タグ等まで別注仕様には致しませんでしたが
良いものが出来たのではと
手応えを感じております。
ホーズ愛用者の方もこれからロングホーズに挑戦をお考えの方にも
どうかご検討のほど宜しくお願い致します。
Long Hose (HALISON) ¥1,500+tax
新宿店 豊島
Staff投稿者豊島 [Toyoshima]
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長