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ブログ2009.01.30
フラップってなんのため???
【Tailor Fukuoka Ginza Blog】
スーツのポケットの上部には、
【フラップ】と呼ばれる
蓋のような役目をするものが付いています。
フラップは英語で「翼」の意味。
見た目から名付けられたそうです。
このフラップをポケットの中に入れてしまうのは実は間違い。
本来は外に出すのが正しく、
ポケットの上部に付いているのはある役割があるからです。
それはいったいなんでしょうか?
それは、
ポケットの中に雨が入らないようにするためです。
フラップが初めて、ポケットにつけられたのは、17世紀末のフランス。
市民の間で流行っていた、元々軍服だった(カザク)という上着に、
雨水などを避けるという実用的な目的から付けられたのが
始まりとされています。
現在、ビジネススーツによく付いているのは
ビジネスマンが外出する機会が多いため。
ちなみに、
式典などで着用する礼服やタキシードは外で着る機会も少なく、
余計な装飾も不要なので、付いていないものが多いそうです。
テーラーフクオカ 銀座店 阿部川