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ブログ2012.12.11
The Mark of Gentleman-Harris Tweed Jacket-
【Tailor Fukuoka Aoyama Blog】
こんにちは
青山店 豊島です。
最近朝晩の冷え方が真冬のようですが
皆様いかがお過ごしでしょうか。
洋装がお好きな方は朝の服選びは
大変悩ましくて楽しいものだと思いますが
私はやや細身のスーツにゆったりしたオーバーを羽織るか
ヘビーウエイトの固いツイードジャケットにマフラーを合わせるか
のどちらかにしています。
今日はそのツイードジャケットで自宅から参りました。
やはり肉の厚さの通りの暖かさ、重厚なタッチ
今日はHarrisTweedについて書かせていただきます。
スコットランドのルイス島にて
現在でもハンドメイドで糸から生地なるまで
生産をされています。
(一昔前まではなんと原毛もすべてルイス島のウールを!)
今やジャケット・コートだけではなく
バッグやアクセサリーにも用いられていますので
広く知られているトレードマークです。
肩の上に白い毛羽のようなものが見えるかと思いますが
これがHarrisTweedの特徴である“ケンプ” です。
特別太く粗い毛なのでほとんど染色が出来ないのですが
それだけコシがあり強い繊維です。
これこそがHarrisTweedのハリコシにつながっているわけですが
ここ数十年は『ツイード』と言われるものにも
ケンプはあまり使われず取り除かれてしまっていました。
しかし近年のツイードブームからこのケンプが多く入った製品も
よく見かけるようになってきました。
(これが入っているだけでツイードは雰囲気が随分変わります)
多少の雨であれば傘は必要ないぐらい頼もしい素材ですし
ケア次第では数十年間お使いいただける
耐久性のある素材ですのでここで一着いかがでしょう。
特に20~30代の若い世代にオススメです。
太くてカントリー調のものはもうすでにたくさんあるでしょうから
適度にシェイプ感などを出して作ってもいいと思います。
作りかた次第で印象もだいぶ変わってきますので
サイジング等、しっかり作り込みましょう!
是非ご検討ください。
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今月29日までHarris Tweed Jacket
¥49000-
でオーダーしていただけます。
ほとんどが一点ものですのでどうかお早めに^^;
青山店 豊島
Staff投稿者豊島 [Toyoshima]
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長