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2015.04.10

ションヘルとは・・・?世界でたったの18着

【Order Suit Tailor Fukuoka Blog】

 

まいど^^!

いつもオーダースーツ屋テーラーフクオカの

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。

商品部おやじ:南でございます。

 

4月に入り、雪がちらつくなど

不安定な天候が続いておりますが、

体調管理等くれぐれもご自愛ください。

 

さて、先週の売れ筋ランキングは・・・

変わり映えしない状況でしたので、

本日は割愛させて頂き、商品について

お話致します。

 

今週始めから店頭に並んでいる

「WEAVE  BY SCHONHERR」とは・・・

ションヘルという織機で織っている生地

の事であります。

 

 

織機とは・・・・・

 

機織

 

これが、手動式の機織り機

タテ糸にシャトルを手動でヨコ糸を通して織りあげて

いきます。(足で通す箇所を調整)

私の幼少の頃は母が大島紬を織っており、

自宅にこのような機織り機がありました。

 

この機織りを機械化したのが、ションヘルと

いうドイツからきた自動織機であります。

時代とともに生産性向上の為に、

レピア、エアージェットなど高速織機が主流

となっている現在ではありますが・・・

「ションヘル」が見直されてきています。

 

レピア、エアージェットが高速織機と呼ばれて

いるのに対し、ションヘルは低速織機。

そのスピードの差は(糸質によって異なりますが)

レピア・・・・・・・約50m(1日)

エアージェット・・・約100m(1日)

ションヘル・・・・・約10m(1日)

と、いう具合

一概にどちらがいいか・・・?とは

言えません^^

 

最近流行りの「Slow Life」ではありませんが、

ゆっくりと時間をかけてタテ糸とヨコ糸を

なじませながら織りあげていく・・・

それが、ションヘルの魅力であります。

 

そのションヘルで折り上げた

 

ションヘルS120's

 

Super 120’sの原毛を使い、12色で展開しております。

 

実は・・・・・ここからが本番

(長すぎ・・・って、言わないでくださいね^^)

 

なぜ、ションヘルの話をさせて頂いた・・・

かと、申しますと・・・・・・・・

テーラーフクオカのPB「Col Salto」は、

Super 140’sの原毛を使用し、ションヘルで

織られた商品なのです。

しかも、生産量が限られており

なんと・・・・

1色あたり17~18着しかスーツを作る事

が出来ないのであります。

(柄によってはその2倍)

 

色・柄を全社員が持ち寄り、その中から選定

して、創りあげた完全オリジナル。

ちょ・ちょ・ちょっと待っておにいさん・・・

他店にも同じ柄がありますやん・・・

と、言われる方がいらっしゃるかも

しれませんが・・・

あの色・柄そして原毛使いをしている

他社様は、いらっしゃらないはずです!!!

 

それも、私どもテーラーフクオカに

ご協力頂いている〇〇毛織:〇〇部長の

お陰さまではありますが・・・・・

〇〇部長、いつも我儘をきいて頂き、

ほんとにありがとうございます。

 

テーラーフクオカオリジナル

ENZA          Col Salto 

は、世界に18着しか存在しない服地

と言っても過言ではありません。

 

そんな、Col Salto        ENZAも

残り少なくなってきております。

 

「どこにでもあるような服は着たくない」

と、お考えの方は是非ご来店をお待ちして

おります。

 

いや~・・・・・

今日は長々とお話させて頂きましたが、

最後までお付き合い頂いた方は・・・・・

えっ・・・いない・・・^^

 

ありがとうございました。