【Tailor Fukuoka Aoyama Blog】

こんにちは

テーラーフクオカ青山店の豊島です。

テーラーフクオカでは

ジャケット生地・スーツ生地を

それぞれの売り場に分けて陳列をしています。

その中には見かけ上では

スーツ生地みたいなジャケット生地も

ジャケット生地みたいなスーツ生地も

混在していて、

お客様から｢これってどう違うの？｣

と聞かれることがございます。

その違いとは、

“パンツとしての使用に耐えうるか”

というのが大きく異なるところ。

ジャケット生地の場合

なにより表面感が大事です。

そのためにジャケット生地は

柔らかくあまく織られる場合がほとんどで、

変わった織り構造も多いのが特徴。

そうすると脚の曲げ伸ばしによって

ヒザの部分だけ伸びてしまいます。

(このことをヒザがぬけると言っています)

伸びることによって

寸法もずいぶん変わってしまいますし

なによりラインが乱れ不格好です。

よって、スーツ生地とは

目が詰まっていて

ヒザが抜けないもの生地を

指しています。

それから柄も関係しております。

このような柄をスーツ（セットアップ）として

着るのは非常に難易度も高く

ほとんどの方は手を出されないでしょうが

ジャケットですとよく見る柄です。

ただ打ち込みのしっかりした

ジャケット生地であれば

フランネルなどと同じように

スーツ地としての転用も可能です。

オーダー慣れされている方でしたら

カジュアル用のセットアップとして

ご注文をいただくこともございます。

ヒザがぬけるとはいっても

週末のカジュアル用でしたら

十分お使いいただけると思います。

なので

｢どうしてもツイードで上下を！」だとか

｢夏は麻100%のスリーピースで！｣など

ご相談いただければ

失敗談などもを交えながら承ります笑

がっちりビジネススーツは

もちろんですが

オフ用のセットアップなど

ご用命の際はぜひ＾＾

青山店 豊島

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