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ブログ2016.04.22
洋服に関する軽くて薄~い蘊蓄…
【Order Suit Tailor Fukuoka 商品部便り】
まいど!^^
いつもテーラーフクオカのブログを
ご覧頂き、誠にありがとうございます。
冬眠から目覚めた商品部おやじ:南でございます。
さて、今回は軽くて浅い洋服の蘊蓄を・・・
お客様から
「スーツに虫食いがあったけれど、
どうしたら・・・?」
と、いう声を時々頂く事がございます。
大体5mm~1cmの丸い穴が開いているのは
虫による被害であります。
被害にあった後の対策としては、
同生地があれば上衣またはスラックスの
作り替えという手もありますが、
費用が・・・?かかってしまいます。
次に「かけはぎ」という方法もあります。
職人さんが手作業で一本一本糸を通して、
ほぼ分からなくする手法です。(この技も凄いです!)
作り替えるほどの予算はかかりませんが、
穴の大きさによって価格が変わりますので、
スタッフに相談頂ければ対応させて頂きます。
思い入れのあるスーツとかの場合は
(結納返し、初オーダー、大好きな人からのプレゼントetc.)
「どうしても直したい」ですよね!
オーダー&レディメイドともに新製品の
上衣の内ポケットには残布(共地)が
入っていますので、それをお持ち頂くのが
ベターですが、失くした場合には
スラックスの内側等、外見では解らない
部分から切り取り使用する事ができます。
虫食いにあった際はご相談頂ければと存じます。
それより、虫食いにあわないように
対策するのが一番ですよね!
まず、洋服を食べる虫は4種類ほど
存在するとの事で、成虫が服に卵を産み、
それから孵った幼虫が
栄養源として食べるそうです。
(軽くて浅い蘊蓄ですので、詳細はネット等で・・・^^)
しかも、彼らは高級素材
例えばカシミヤ、シルク、上級ウール等
を優先的に食べる野生のカンを持っている
凄い連中です^^
ポリエステル混は人気がないようです・・・
時期的には4月~10月が活動期との事
ですが、冷暖房が完備している現代では
年中と言っても過言ではないかもしれません。
環境としては15℃~30℃くらいの湿っぽい場所。
クローゼットや洋タンス等、
特に逆シーズン物をしまう所は要注意です。
これから、本格的に衣替えのシーズンに
なりますので、あと半年間仕舞いっぱなしに
なる秋冬物にはお気をつけ下さいませ。
さて、対策としては防虫剤もさることながら
風通しをよくする事も大事です。
時々、扉を開けて風通しを良くして頂くだけでも
防御策になると思います。
我が家は隙間風が吹くせいか・・・
(ただのオンボロとの言い方も・・・^^)
虫食いの被害はありません。
クリーニングのカバー(特殊加工除く)を
そのままに仕舞うと、湿気が多くなり被害に
あいますので、これも注意です。
本日は、画像もない南の
かるくてあさ~い蘊蓄に最後まで
目を通して頂き、ありがとうございました。
この軽くてあさ~い蘊蓄が
少しでも皆様のお役に立てれば幸甚に存じます。
役に立たない時は言ってくださいね^^
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