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2016.12.23

サヴィルロウの今-Part2-

【 Tailor Fukuoka Ginza Blog】

 

こんにちは

テーラーフクオカ銀座店の豊島です。

 

さて先日の続きを書きたいと思います。

念のためバックナンバーは

コチラです^^;

ロンドンに行っておりました

 

サヴィルロウの今-part1-

 

サヴィルロウ 道幅

 

先日もこちらに書いたとおり

この道?通り?自体は

なんてことのない小さな通り。

 

私が初めてSavile Row Streetを訪れたとき

まだ朝の9時過ぎでしたが

もうすでに何軒かのお店先には

“いい車”が止まっていて

店内を覗くともう上顧客と思わしき

イングリッシュマンが…

 

後に現地に住んでいる日本人の方に

聞いたのですが

こちらの高所得者は

役職が高いほど仕事に当てる時間を

どんどん短くしていくそうなんです。

 

イギリスの田舎イメージ

 

そしてロンドンなどではなく

郊外の田舎町に本宅を構えて

のんびり暮らすのが

さらなるステータスだそうで…

 

と、横道に逸れてしまいましたが

とにかくこのサヴィルロウで

スーツを誂えるような高所得者は

朝もいわゆる“重役出勤”で

昼過ぎまで時間があるそう。

それまでに家族とのんびり過ごしたり

優雅なブレックファストをしたり

はたまたスーツを仕立てたりと

そういうわけでロンドンのテーラーさんは

朝が早いのです

冬のロンドンの朝は

9時頃まで暗いのですが

その頃にはどこも開店ておりましたし

ちらほら来客があり忙しそうでした。

 

 それからサヴィルロウの建物のほとんどは

17世紀から18世紀に建てられた

ジョージアン様式という建築スタイルで

基本的には通りから覗けるような

地下のスペースがあります。

昔は台所や倉庫のスペースとして

使われましたが

サヴィルロウではこのように

工房として使われています。

 

ビスポークテーラー工房 Bespoke tailor

 

多分ですがこれは仮縫い用の

シーチングを組み立てるために

プレスをかけていました。

 

華やかな店内を見学するのもいいですが

工程などにも興味のある方は

テーラーの下を覗いてみても

楽しめるのではないでしょうか。

(あまりジロジロ見るのは良くないでしょうが^^;)

 

私も多少覚えがあるので

本場と言われるサヴィルロウの

手仕事を見られるのはたまらず

結構ジロジロみてました笑

(写真も撮らせてもらいましたし^^;)

 

またまた長くなってしまいましたので

残りのテーラー紹介は

Part3につなげたいと思います^^;

読み疲れもするでしょうし

私の書き疲れも^^;

 

どうかPart3を

お楽しみにしていただければ幸いです。

 

銀座店 豊島

 

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Staff投稿者豊島 [Toyoshima]

東京都出身
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長