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ブログ2016.12.20
サヴィルロウの今-Part1-
【 Tailor Fukuoka Ginza Blog】
こんにちは
テーラーフクオカ銀座店の豊島です。
先日スタッフブログにてお伝えした通り
今月はじめは
ロンドンに行っておりました。
季節柄クリスマスイルミネーションが
凄まじく日没の早いロンドンも
このとおり明るい街でした。
現地の方に聞いたのは
一年で最も華やかなのは
年明けまでのこの1~2ヶ月くらい
最も暗いのがこのイルミネーションが
終わった頃とのことなので非常にいい時期でした。
もちろん職業柄
サヴィルロウ見物は外すことも出来ず
二度も足を運び
(私の乏しいリスニング力をもって)
様々な方から話を聞きました。
行って思うのが
想像より短い通りで
道幅も狭く両サイドに駐車されていると
トラックなどの大型車は通り抜けも
随分時間をかけていました。
そしてまず入ったのが
サヴィルロウ最古のテーラーである
ヘンリープール(HENRY POOLE)
サヴィルロウと並行する
ロンドン有数のショッピングスポットの
リージェントストリートから入ると
玄関口に当たるのが
ギーブス&ホークスで
このヘンリープールは
サヴィルロウストリートの中では終わりの位置に
店舗をかまえています。
超高級店ではありますが
見物客は普段から多いらしく
日本人の扱いには非常に慣れております笑
(日本でのトランクショーなどもありますし^^;)
その為すごく滑らかにヘンリープールの
歴史なども語ってくれます。
確かその中で有名な顧客である
イギリス元首相チャーチル(Sir Churchill)についても
説明もありました。
落ち着いた清潔な店内で
来客スペースは非常に広々していて
顧客側からすれば
アットホームな雰囲気なんだろうと思います。
(もちろん私のような一見さんには
落ち着かない高級感でしたが。。)
それから入ったのが
ハンツマン(HUNTSMAN)
お好きな方ならご存知かと思いますが
分かりやすく言うと
サヴィルロウのビスポークテーラーさんの中で
最もプライスの高いテーラーさんです。
例えばオーダーでスーツをと考えると
日本円で20~30万はしてきます…
ディスプレイされていた
ハイポジションの
1つ釦シングルブレストは
それはそれは美しかったです。
朝10時頃に店舗へ行きましたが
多分スーパーVIPの方が
来店されていたようで
正直相手をしてもらえるような
店の中の状況ではありませんでした。
直接お話を聞けなかったのは残念…
店内の内装などは
やはり落ち着いた雰囲気でしたが
ヘンリー・プールの内装よりも
より重厚な古めかしい感じで
店舗外装のジョージアン様式の建物と
マッチするような趣のものでした。
あまり調べていないので
定かではないですが
少し前に公開されていた
『キングスマン』はこのハンツマンを
モチーフにしたものではないでしょうか。
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さて本日はサヴィルロウの中でも
古参の2店舗をレポートしましたが
案の定長くなってしまいました…
他にも趣きの異なる店舗もございますし
比較的新しいテーラーさんなど
まだまだ紹介したいことばかりですので
改めてpart2でお会いいたしましょう…!
銀座店 豊島
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Tailor Fukuoka
Staff投稿者豊島 [Toyoshima]
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長