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ブログ2018.01.15
今月はあのブランドがお買い得です
【Tailor Fukuoka Ginza Blog】
みなさま、こんにちは。
銀座店の嶌野です。
本日はイタリアの名門生地メーカー
Lanificio di Tollegno
トレーニョの生地について
ご紹介させていただきます。
”Lanificio di Tollegno”
イタリア語なので
見慣れない単語ですが
「ラニフィーチョ・ディ・トレーニョ」
と読みます。
(英語読みの発音で「ラナフィシオ・デ・トレーニョ」
とされることもあります)
ブランド名の”Lanificio”は紡績所の意味。
その名の通り、トレーニョ社は
生地の企画から製造までをおこなっている
イタリアの老舗生地メーカーです。
1900年、ロロピアーナが
デザイナーズブランド向けの
生地を提供するために設立したのが始まり。
蛇足ですが、ロロ・ピアーナ社の設立は1924年。
実はトレーニョより後に設立されています。
ロロピアーナ家は元々ウール商の一族であり、
会社組織になる前から数えると180年以上続く老舗です。
トレーニョもその歴史とノウハウを引き継いでいると言えますね。
トレーニョ社はイタリアの毛織物の名産地である
北イタリアのビエラ地区に本拠を構えており
アルプス山脈の豊かな水源と自然の中で
生地の製造を行っています。
ビエラ地区
安定したクオリティと
新しさのある生地デザインで定評があり、
アルマーニ、ドルチェ&ガッバーナなど
多くの一流ブランドに生地を提供しております。
そんなトレーニョの生地
個人的には
「イタリアらしい華やかな色」
「遊び心ありつつも綺麗にまとまった柄」
「光沢と実用性を両立したクオリティ」
が魅力だと思っております。
ベーシックな紺無地でもわかる
イタリアの水質ならではの染色の綺麗さ
目新しく、適度にトレンドを取り入れながらも
スーツとしての品位を失わない
テキスタイルデザイン
繊細過ぎず、特別難しいケアもいらない
適度な柔らかさとツヤ感で
普段から気負わず着られる品質。
何かが突出しているわけではありませんが
その分、デザイン、クオリティ、使い勝手
のバランスはとても良いメーカー。
「普段使いのちょっといい一着」
として、おすすめのブランドです。
この機にぜひ、お試しください。
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