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ブログ2018.03.26
カッタウェイカラーの再考
【 Tailor Fukuoka Ginza Blog】
こんにちは
テーラーフクオカ銀座店の豊島です。
本日は
カッタウェイカラーについて
タイドアップスタイルにも
クールビズ用のノータイスタイルにも
ということでもう世の中的にも
広く知られていることと思います。
本日はこのカッタウェイに
改めて目を向けて考えていこうと思います。
我々テーラーフクオカが
この衿型でオーダー受注を開始したのが
2010年のことでした。
当時はまだこの開きの大きさに
抵抗感のある方も多く
受注数は限られていましたが
いまや夏場ともなれば
最も受注をされる衿型にまでになりました。
しかしこの衿型は
単にエリの開きが広いだけ、と思われておりますが
じつはこの美しいエリ型は
“台襟”に大きな特徴があります。
※ちなみに台襟とはエリのボタンがあるバンド部分のことです。
これがカッタウェイの台襟。
実はこの台襟の底辺が重要です。
実は他のエリに比べ
この登りが強めに入っております。
(我々の衿型ではホリゾンタルもコレ)
この曲線こそが丸い首にきちんと沿うように
設計されたものでエリのロールもよく見せるのです。
また元々ノータイ用に
設計された衿型だけあってこんな効果も…
これが一般的なレギュラーカラーです。
ボタンを開けた時にはもちろんですが
横に広がっていきます。
いわゆる開襟シャツ状態です。
しかしこちらのカッタウェイは
このようにやや内にロールをしてくるような
開き方をし、そして立ち上がります。
これがノータイ時の
カッタウェイの真価と言えます。
それまで夏場の定番であったボタンダウンは
エリの立ち上がりこそが普及した理由でしたが
このカッタウェイのように
ボタンがなくとも美しく立ち上がるのは
やはりカッコがつきます。
(エレガントですしね^^;)
そして今では夏場の衿型といえば
このカッタウェイが主流となっています。
もしまだお試しになっていない方は
我々のカッタウェイを是非
お試しください。
春夏のエレガントなスタイリング作りに
お役に立てると思います。
銀座店 豊島
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Tailor Fukuoka
Staff投稿者豊島 [Toyoshima]
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長