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ブログ2019.09.08
水牛釦のエイジング
【オーダースーツ Tailor Fukuoka Blog】
こんにちは
テーラーフクオカ銀座店の豊島です。
本日は水牛釦(バッファローホーンボタン)
の経年変化のお話をさせていただきます。
よくご注文を承る際に
釦のエイジングについてお話をいたします。
削り出しの水牛の釦は
無垢のモノであれば新品の状態は
このように粉付きの非常にマットなものです。
表面もザラッとした風合いです。
こういう状態のものほど
使うほどに表面が自然に研磨され
そして手などの油分を吸い
(とりわけフチに)光沢が出てまいります。
下の画像をごらんください。↓
こちらは自身のスーツについていた
どれも使い古した水牛の釦ですが
左下に特に光沢の強いものがあるのが
お分かりかと思います。
こちらはスラックスのフロント部分の小釦です。
最も手が触れる小釦だったので
この部位だけこれだけエイジングが進んでいます。
それ以外の釦は袖口などの普段はあまり
触れる機会の少ない箇所のものです。
普段からこのように並べて眺める機会は
あまりないものでしたので
資料になるかと思い写真に収めました。
他の天然素材釦であるナット釦も
無垢のものであれば同じような
エイジング効果がのぞめます。
古くから(といっても現在のような水牛釦が
付くようになったのはスーツの起源よりも
ずっと後のことなのですが)高級なスーツに
使われる事が多かった水牛の釦は
ウール生地との相性は
担保されているようなものです。
我々も水牛の釦は¥2,000+tax~
ご用意しておりますので
いつもよりオーセンティックな
スーツにされる場合などは
選択されてはいかがでしょうか。
銀座店 豊島
Staff投稿者豊島 [Toyoshima]
東京都出身
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長