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ブログ2021.11.09
生地とモデルはどちらを優先すべきか
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
皆様こんにちは。
テーラーフクオカ 新宿店の加藤です。
店内は秋冬モノで賑わっている中
生地を見ていてこの生地なら
こう作ると相性がいいとか
そんなことを考えていて
間違いなくテーラーフクオカ が
提案したいことがあります。
それは「モデル>生地」であることです。
今回はテーラーフクオカの良さを
さらにお伝えできればと思います。
基本的にテーラーフクオカでは
現物商売をしています。
直接問屋から生地を買い付け
買い付けた金額に基づいて
価格設定をしています。
それによってお求めいただきやすい
生地であるにもかかわらず
クオリティの高いものが相当数あります。
例えば、
38,000+税(41,800)の価格帯。
ウール100%の生地もありますし
日本の名だたるメーカーのものがあります。
ポリエステルが混紡されていても
中々に面構えの良い生地が多いのも事実です。
ポリエステル混紡の生地が悪い訳ではありません。
その生地でプレステージラインで作ると
仕上がりは一般的なスーツとは
逸脱した色っぽいスーツが仕上がります。
もちろん、着やすさも上がりますし
曲線的な仕上がり箇所が増えるため
膨らみがあり、立体度が上がります。
テーラーフクオカが用意している生地で
例を上げるのであれば
56,000(¥61,600)の生地を
スタンダードラインで作るより
38,000(¥41,800)の生地で
プレステージライン+20,000(22,000)を作る方が
仕立て上がりは綺麗です。
つまり金額は同じですが
仕上がりはプレステージラインのほうが優れているのです。
前提として
スタンダードラインの仕上がりは
紛れもなく綺麗で着やすいのですが
プレステージラインでは
ナット釦やキャプラ裏地
選ぶモデルによりますがサルトリア台場や
本台場などが標準搭載されています。
さらにハリのある毛芯も使ったり
ラペルのロールや佇まいも違いがあります。
AMFステッチはここ最近
どちらのラインでも標準化されました。
色々付けたい方や着やすさを求めるのであれば
我々も自ずとプレステージラインを勧めます。
とはいえ、いずれも国内縫製でハイクオリティであるため
仕上がってくる度、どのラインでも
仕上がりの良さを感じます。
仕上がりの良さとはいろいろな要素がありますが
その要素を多く組み込まれているのが
やはりプレステージラインです。
今後仕立てる場合は
プレステージラインで仕立ててみては
いかがでしょう。
きっとお気にいっていただける1着が仕上がってくるはずです。
テーラーフクオカ 新宿店 加藤