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2022.09.27

礼服がオーダーであるべき理由

【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】

 

皆さまこんにちは。

テーラーフクオカ新宿店の加藤です。

 

先日今更ながらも私物の礼服を仕立てました。

少々大きめに作りましたが、礼服なので思惑通りに仕上がり満足しています。

 

さて、そんなこともあり

お客様が生地をお持ち込みで

礼服をオーダーいただきました。

本日はそのご紹介です。

 

 

Prestige line Authen.

¥66,000~

 

ブラックフォーマルを

癖がなく最もキレイなプレステージラインの

オーセンでご注文いただきました。

重さのある生地に、重さのあるオーセン。

仕立て上がりは間違いないことは知っていましたが

予想を上回る出来にグッと来るものを感じます。

 

 

しばしば誤った情報が出回っていますが

タキシードでない限り、礼服でもAMFステッチは必要です。

タキシードには拝絹があり

拝絹であればAMFは付けることが出来ません。

糸のテンションにより、AMFの糸が切れてしまうためです。

そのため礼服にはステッチは付けてはいけないという

誤った情報が大きく広まっていますが

礼服はラペルにも同じ生地を用いますので

AMFは不要どころか必要不可欠なものなのです。

もちろん私物の礼服もステッチも付けました。

そのためテーラーフクオカで礼服をご注文いただく場合

AMFステッチは基本的に付けることをおすすめしております。

 

 

仕上がりの雰囲気はシワがなく、胸の立体感が顕著。

これこそが良いスーツの定義の一つだと私は思います。

 

それでいて、礼服は本来時代を追わずに普遍的に作るもの。

我々はおのずとオーセンで仕立てることを提案しております。

サイズも含め、余裕のある仕立てが礼服には必要ですし

良いものを長く着るということを

ご体感いただけるのではないでしょうか。

 

ご自宅にある生地でも、我々がご用意しているものでも

礼服は長く着られるオーセンで仕立ててみてはいかがでしょうか。

 

テーラーフクオカ新宿店 加藤

Staff投稿者加藤 [Kato]

東京都
入社以来トラッドファッションを得意としているため
クラシックな提案などに定評あり。
現在新宿のシューケア担当として店内の靴やお客様のシューケアの
アドバイスなどを行っている。
こうみえても全国大会出場経験のあるバスケットマンでもある。