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2023.01.07

メタルボタンの付け方

【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
 

こんにちは。

Tailor Fukuoka新宿店の泥谷でございます。

 

皆さま、メタルボタンの付け方が通常のボタンと異なることを

ご存知でしょうか?

 

通常のボタン付けと違ってメタルボタンには

足がついていますから、いつも通りボタン付けをしてしまうと

高さが出すぎてしまうのです。

 

通常のボタン付けについて知りたい方はコチラ

ご覧ください。

 

 

メタル釦,メタルボタン留め,ボタン留め

 

①通常の玉留めをした後、

ジャケットの内側(裏側)から針を刺します。

 

 

メタル釦,メタルボタン留め,ボタン留め

 

②針の先にメタル釦の穴を通します。

 

 

メタル釦,メタルボタン留め,ボタン留め

 

③生地の下まで針を貫通させ、2ミリほどすくい、針を抜き切ります。

(柄のあるメタル釦の場合は柄が上を向くように)

 

 

④釦の穴に針を通し一周糸を釦に巻きます。

 

⑤今回のようにフロント釦で一番耐久性の必要な

箇所の場合は③・④の作業をもう一度繰り返します。

 

メタル釦,メタルボタン留め,ボタン留め

 

⑥メタル釦の穴に通したままの針を表から下に通します。

 

 

メタル釦,メタルボタン留め,ボタン留め

 

⑦裏側で玉留めをします。

 

 

メタル釦,メタルボタン留め,ボタン留め

 

⑧写真の様に生地表面に玉留めが出来ていることが

確認出来たら、

 

 

メタル釦,メタルボタン留め,ボタン留め

 

⑨裏側から生地を2ミリ~3ミリ程取り、玉留めを服の中に隠します。

(この時、貫通はさせません)

 

 

メタル釦,メタルボタン留め,ボタン留め

 

⑩写真のように玉留めが隠れたら根本から

丁寧に糸を切ります。

 

 

メタル釦,メタルボタン留め,ボタン留め

 

⑪完成がこちら。

表には玉留めや通常の釦つけにはある釦の足がなく

かなりすっきりとした見栄えになります。

 

メタルボタンは構造上どうしても取れやすいボタンでも

ありますので、お困りの方はぜひ一度試してみて下さい!

 

 

Tailor Fukuoka 新宿店 泥谷