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ブログ2024.06.07
タックをいれてください。
【テーラーフクオカ新宿店下地BLOG】
こんにちは。
テーラーフクオカ新宿店の下地です。
本日はスラックスのお話をさせていただきます。
スーツ、ファッション業界で「クラシック回帰」という言葉を聞くようになって
数年経ちました。
街をみるとスーツを着ている方、ショップのスタイルも徐々にクラシカルな
スタイルが増えたように感じます。
ただ「クラシックスタイル」とはいつまでのスタイルを指すのかなど曖昧な部分
もあるので一概にこのデザイン、このサイズ感が…とは言えませんがどの年代にも
共通するスラックスのタックについてお話させていただきます。
スーツには本来タック入っておりました。
起源はタックを一本内側向きのインタックにしていたとも言われております。
タックが入ることで腰帯下からタックと繋げてクリースライン(真ん中の折れ目)を入れる事が
できるのでスラックスのシルエットがより美しく見えます。
またサイズ感も自然にパンツのラインが落ちるくらいのゆとりは必須です。
一時期はかなりタイトなシルエットが流行だったのでノータックが出回っておりましたが
スーツスタイルにおいては細くしすぎてふくらはぎが引っ掛かってしまったり筋肉の
ラインが見えすぎているものは美しく見えずらいです。
初めてタックを入れる方やかなり久しぶりにタックを入れるとなると抵抗があるかもしれませんが
是非お試しください。