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ブログ2024.12.12
捨てる前にご確認ください。
【Tailor Fukuoka 下地 Blog】
こんにちは。
テーラーフクオカ新宿店の下地です。
本日はリペア(修理)のお話です。
年齢とともに体型変化し入らなくなった
スラックスはございませんか?
その場合また体型が戻った際に履けるように
保管しているケースもあれば破棄してしまうといった
話も聞きます。
前者の場合体型が戻ればよいですが戻らず
数年保管しっぱなし…となるケースが多いのではないでしょうか。
実は私もその一人です。(笑)
私自身体体型変化が激しく今年の健康診断では
体重が6キロ増でした。
気に入っていたスラックスがはけないのも納得
です。
この1年間戻そうとおもってはいたのですが
先日あきらめてリペアすることにしました。
パンツを2本ウエストを3㎝出しかなり快適に
履けております。
当店でオーダー頂いたアイテムは3㎝程度
お出しできる縫い代が残っていることが多いので
是非ご相談ください。
縫い代の見分け方はお尻の裏側のこちらをご覧ください。
芯材の残り方等でこの縫い代分まるまる出すことは難しい
ですがこの程度のこっていたらチャンスです。
またウールの場合は跡もそこまで残らず仕上がることが
多く今回の私のパンツは跡がほとんどわからないくらいです。
以下修理後写真↓
問題はコットンやリネンです。
この手の生地は針の跡が残ったり色の退色により
出した部分と色味に差が出てしまいますので
ご注意ください。
今回私がリペアしたデニムは針の跡、色の
退色によりかなりくっきり跡が残りました。
リペア前に予想はできていたので悩みましたが、
そのまま眠らせていても意味がないですし
良いものは長く使いたい思考ですのでリペアして
良かったと感じております。
皆様も処分する前にこちらのブログを思い出して
頂けますと幸いです。