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2024.11.23

Clothing care ~PART3~

【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】

 

皆様こんにちは。

テーラーフクオカ新宿店の伴です。

 

今回は『Clothing care ~PART3~』

と題してお届け致します。

 

先日、Blogでお伝えしました『Clothing care ~PART2~』

から暫く時間が空きました。

久々の投稿となりますが、最後までお付き合い

頂けますと幸いです。

 

今週に入り急に気温が下がりましたね。

春の気温から一気に冬の気温です。

ようやく、この時期らしい気温ですが

それに伴い皆様の衣替えからの衣類ケアは

進んでいらっしゃいますか?

 

スラックスのケアに関しましては

前回・前々回とお伝えしましたが

今回の内容は宣言通りジャケットに関してです。

 

表立って確認しやすい破損箇所や

盲点になりやすい箇所をお伝えしていきますので

是非ともチェックお願い致します。

 

今回お伝え致します箇所は

以下4点ございます。

 

①釦が取れかかってないか

 

釦外れ

 

釦外れ

 

特にフロント釦は日々取り外しを行う

箇所なので取れかかっている可能性

があります。

糸が解れかけていたらすぐに

付け直しましょう。

気が付かない合間に落としたり

クリーニングの際に釦紛失にならないように・・・

また、袖口の釦や内ポケット釦も

実は気が付かない合間に緩んでたり

するんですよ。

こちらも要チェックです。

 

②袖口や裾、腕回りの解れがないか

 

袖解れ

 

裾解れ

 

ハームホール解れ

 

着用する上で摩擦や負担が加わりやすい

箇所は縫い留が外れやすい傾向

にございます。

そのままにしておくと破損の原因

となります。

腕回りは盲点になりやすい箇所です。

気が付かない間に解れてることもしばしば。

 

③肘や腰、肩の擦切れ

 

肩擦切れ

 

背中擦れ

 

パソコン業務が多い方は肘の生地が

薄くなりやすい傾向がございます。

腕を曲げる動きは生活する上で

避けられないですが・・・

また、昨今はバックパックで出勤される

方が多く見受けられます。

両手が空きますし非常に楽ですよね。

しかし、衣類に取ってバックパックは

厄介な存在。

それは何故かと申しますと、衣類に対して

摩擦発生箇所が非常に多いことです。

麻や綿素材、所謂カジュアルなテイストの

スーツやジャケットなら摩擦による擦れ修理痕は

一種の『アジ』と捉えられるかもしれません。

しかしながら、こと一般的なウールを

使用した『ビジネススーツ(もしくはジャケット)』

に対しては『アジ』として捉えにくい印象が

ございます。

可能であれば手持ちのトートや

ビジネスバックがお勧めでございますが、

難しい場合もあると思われます。

できる限り同じスーツやジャケットの

着用回数を減らして摩擦を軽減させる

必要がございます。

 

④裏地の破れ

 

裏地擦れ

 

表生地を保護する為、着用の滑りを

良くする為の裏地。内側胸ポケットに

ペンや財布、手帳等を入れておりますとその部分

だけ膨らみますので摩擦が加わります。

そうすると擦切れや破れが発生している

場合がございます。

また、ベルトが当たって擦れたりもするんです。

この部分は裾に近い部分ですから

盲点になりやすいので是非確認を。

 

大凡、ジャケットに置きましては

上記4点が注目ポイントかと思われます。

しかし・・・

また気になる点が浮上しましたらBlogにて

ご連絡致します。

 

今回も最後までお付き合い頂き誠に

ありがとうございました。

次回もまたよろしくお願い致します。

 

 

Tailor Fukuoka Shinjuku