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ブログ2021.03.22
マドラスな気分
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
こんにちは
テーラーフクオカ 新宿店の豊島です。
本日は先日仕入れたマドラスチェックのシャツ生地に
メロメロになっているというお話をさせてください。
Import Shirting ¥16,000+tax(¥17,600)
Getzner (Made in Austria)
ゲッツナーはシャツ生地の生産国としても有名な
オーストリアのシャツ生地メーカーです。
ゲッツナーについてはまたの機会に
とにかくこのマドラスチェックについて
書きたいのです。
マドラスチェックとは
英国のタータンチェックに由来する柄なのですが
その起源はインドにあります。
インドとイギリスとの関係はご存知の通りで
イギリスの家紋としておられていたパターンを
インドの天然染料で先染めした糸を
用いて織られた綿織物を
マドラスチェックと呼んでいました。
もちろん現在はインド製であろうが中国製であろうが
マドラスチェックはマドラスチェックです
固有名詞化しています。
これを夏物のシャツやジャケットに用いるのが
先進諸国で流行し現在に至ります。
まだ生地を仕入れたばかりで
仕立て上がりの画像がなく申し訳ございません。
古着をお召になる方はよくご存知だと思いますが
ネット上でマドラスチェックシャツを調べると
大量のRalph Lauren(ラルフローレン)の
シャツ画像で埋めつくされます笑
それだけ玉数(供給量)が圧倒的に多いのと
ブランドを代表するマスターピースだからです。
ご覧になっていかがでしょうか。
こんな大柄なチェックでありながら
天然染料の鈍い発色やにじみ感が
洗いのかかったデニムや
コットンパンツにはすこぶる合うのです。
半袖でも雰囲気はいいです。決して悪くはない。。
(私も以前マドラスチェックの
半袖シャツを一着オーダーいたしました。
ブログはコチラ)
これはこれでいいのですが。。
半袖シャツもオーダーした私が
その上で申し上げたいのは
マドラスのシャツを粋に着こなすのは
ショートスリーブではなく
ロールアップだと思うのです。
夏のカジュアルシャツだからこそ
この着こなしはぜひ取り入れていただきたい。
ひと手間ではありますが
ここにこそ美が宿っている気がいたします。
なので私はぜひ長袖でおすすめしたい一枚です。
ぜひお早めに(そんなに量は仕入れておりませんので)
これ以外にもアルビニのヨーロピアンリネンや
国産のマドラスチェック(コットンローン)や
ブラックウォッチなども仕入れましたので
今はカジュアルシャツをご所望されている方には
いいラインナップかもしれませんね。
どうかご検討を!
また何か仕入れましたら
ご報告いたします。
新宿店 豊島
Staff投稿者豊島 [Toyoshima]
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長