Blog

ブログ

2023.11.06

チャールズモデルで作るブレザー。

【Tailor Fukuoka Ginza Blog】

 

皆様こんにちは。

テーラーフクオカ銀座店の木村です。

 

先日、冬用にホンブルグハットを

オーダーしてきました。

始めは黒のウールで作る予定だったのですが

準フォーマルな帽子ですし

中途半端なものを作ると

被らなくなってしまう気がしたので

ラビットのメデューサで作りました。

 

こういうのは、妥協しない方が

結果的に良かったりします。

 

さて、本日はこちらの紹介。

 

チャールズ,英国,イギリス,ダブル,クラシック,ピーク,衿,水平,ゴージ

【Fabric】:37-4032

DUGDALE BROTHERS-ダグデールブラザーズ-

 

【Order Blazer】

Standard line ¥49,000+tax(¥53,900)

Prestige line ¥64,000+tax(¥70,400)

※Option料金は別。

 

今期はブレザーを作りました。

 

(本来であれば、クラウンを

触るのはご法度ですが撮影用ですので

ご容赦ください)

 

もちろん、私が作るのは英国式の

ダブルブレザー。

 

モデルはプレステージラインの

チャールズを使用

英国のブレザーを作るのなら

こちらしかないでしょう。

 

軍服のイメージを元に構想して

袖ボタンは6個

クラシックで気に入っています。

 

元々、英国のダブルブレザーは

軍服から流れてきたもの。

 

近代の海軍のイメージからか

錨のマークの入ったメタルボタンを

連想される事も多いかと思いますが

個人的にはクラシックに

メタル釦を捉えた時には

海軍に限定されるような

ものではない方が

より正式な感じがします。

 

(まあ、クラシックというのは

いつ、どの時代のもをを

目指すかによって

雰囲気はずいぶん変わるものですが)

 

ちなみに、メタルボタン自体は

ブレザーだけでなく

もっと昔から使われており

恐らくですが当時では

ブロスを釦に加工するのは

難しく、鉄製のボタンが主流だったのでは

ないかと思われますので

そういった意味で

シルバーのメタル釦の方が

よりクラシックだとも言えなくも

ないかもしれませんね。

 

チャールズモデルでジャケットを

作るというのは

発想しにくのではないかと思いますが

今回の様な英国式ブレザーや

カントリージャケットなどは

むしろ、この重厚感が活きるのです。

 

チャールズ,英国,イギリス,ダブル,クラシック,ピーク,衿,水平,ゴージ

 

コーディネーターはシンプルに

そしてクラシカルに。

 

様々な資料を見ると

昔の英国ブレザーだと

スラックスには現代想像するような

ライトグレーやホワイトではなくて

割とチャコールに近いようなグレーを

合わせていたように思われますが

ここは、私の好みと現代をエッセンスを

入れて敢えてホワイトグレーで

合わせました。

 

チャールズ,英国,イギリス,ダブル,クラシック,ピーク,衿,水平,ゴージ

 

チャールズモデル専用の

ハイバックトラウザーズの

この後ろのシルエットが

たまらなく大好きです。

 

時流的にもモデルやトータルの

雰囲気を考えても

この手のものは、ゆとりを入れて

作るのが正解です。

あまりタイトにするのは美しくはないでしょう。

 

チャールズ,英国,イギリス,ダブル,クラシック,ピーク,衿,水平,ゴージ

 

いつ見てもカッコいい。

 

流行を追いかけるのではなく

自分のスタイルを貫くカッコ良さが

私は好きです。

 

Tailor Fukuoka銀座店 木村