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ブログ2024.03.21
イメージは1930年代前期の英国。
【Tailor Fukuoka Ginza Blog】
皆様こんにちは。
テーラーフクオカ銀座店の木村です。
先日、趣味用として見積もりを
お願いしてあったブライドルレザーの
鞄があるのですが見積りがとんでもない
価格になってしまいました。
まだ、悩んではいますが通常のレザーに
変更しようかと思います。
さて、本日はこちらのご紹介。
※こちらの生地は一点物です。
いやー、、、、
ようやく私のスーツが仕上がってきました。
こちらは、個人的に業務上の関係で
とあるルートから、かなりお買い得に
良い生地が仕入れられたので
私物を作らせていただきました。
(モデルはStandardLineのオリジナルです)
私個人の好みとしては
重く、堅く、ハリのある生地が好きです。
が、しかしです。
ここまで、質のいい生地は
流石に惹かれました。
1930年代前半の
英国のスーツをイメージしました。
実際には、この年代のものだと
フロントの釦間があえて狭くしてあるものも
多いのですが
そこは現代的な要素と
普遍的に着る事の出来る
紺無地という生地質から
通常の設計にしておきました。
トラウザーズの設計も
細身にはしないのが正解です。
スーツというのは程よくゆとりのある
サイズが本来のものです。
細くみせたいからと言って
細く、短く作ってしまうと
かえって綺麗に見えません。
メリハリのあるサイズがスーツを
自身を一番に綺麗に見せるのです。
細身でスーツを作っていくというのは
言うならば体のラインが
そのまま出てくるという事。
ご自身のスタイルを鏡で
見てみた時に完璧なスタイルだと
自身を持てる人は極、少数でしょう。
その体のラインが出てくる分けですから
細く作ったスーツが
綺麗に仕上がらないのは当然の事な訳です。
この前紹介したコルサルートタイを
付けています。
少し悩みましたが
質の良い紺無地のスーツには
質の良い紺のネクタイをするのが
私は一番しっくりきます。
また、仕上がりましたら
こちらで紹介させて下さい。
何かの参考にしていただければ。
銀座店 木村