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ブログ2016.10.24
本格的なダブルフェイス生地でコートはいかがですか?
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!!
風邪?をひいてしまいました・・。
2週間も経つのにいまだに咳が抜けない福岡です><
子供もどこかで風邪を貰ってきました。
私の方は咳がメインで熱は37度ちょいでしたが、
子供は38度後半まで上がり、さすがに弱っていました。
皆さんもお気を付け下さい!
今回紹介するのはダブルフェイスと言われる生地。
一見では、「表」がチェックで、「裏」が無地と
思われそうですが、この生地は逆です。
表がチャコールグレーで、裏がチェックなんです。
画像中央右寄りの部分を見て頂くと、
チェックの生地と無地の生地が貼り合わされた
様にみえる部分があります。
この様に、色柄の異なる生地を表裏に
持ってくる素材を「ダブルフェイス」と呼びます。
現在では、本当に接着剤的なモノで
くっつけてしまったモノもあるようですし、
見た目だけですと、生地の表面だけに
プリントを施した素材もダブルフェイスとも
言えるかもしれません。
昔ながらのダブルフェイス素材の製法は、
何度聞いても納得できません><
っというか、複雑?です。
一台の織機で、同時に2枚の生地を織りつつ、
ちょっとだけ2枚の生地の糸を交差させる。
簡単に言うとこんな感じでしょうか?
従って、何らかの接着剤的なモノで素材を
貼り合わせているワケではなく、構造上2枚に
分かれた生地を1枚にしているというワケです。
意味は分かっても、納得しきれない感じ・・・
分かって頂けますか??
一番最初に画像を載せたグレーの他に、
ネイビーもあります。
これも同様の作り方です。
ダブルフェイスの特徴としては、
やはり素材の面白さが挙げられます。
来ていたコートをパッと脱いだ時に、
全く違う柄が中から出てくると、
アレっとなる面白さです。
もう一つの特徴は、生地が厚いコト。
ザックリ言えば生地2枚分で一枚なので^^;
とても温かく、そして重いです。
前回のブログ
でもそんな事を言っていましたが^^;
ご紹介したダブルフェイスのコート生地は既に
店頭に並んでいるハズですので、是非ご覧ください。
ちなみにですが、スーツ・コートはたまにですが
「裏地立て」をする事があります。
生地の表と裏にはもちろん差がありますが、
裏側を表側にして仕立てる事も不可能ではありません。
この生地も「裏地立て」にしても
面白いかもしれませんね!
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