Blog
ブログ2017.02.27
ビンテージのスーツ生地
先週、先々週と2回続きの出張で、
2週間での車の走行距離が2000km程増えた
福岡です^^;
いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
前段の出張ですが、オーダースーツ工場さん、
靴のメーカーさん
スーツ生地のメーカーさんなどに
お邪魔してきました^^)
特に、スーツの縫製工場については弊社のスタッフが
実際に、見て・聞いて
お客様に伝える事は非常に重要だと考えています!
と言いつつ、個人的な趣味!?から
今回もスーツ生地のネタです!!
オーダースーツ、紳士服業界以外の方で
ご存じの方もいらっしゃらないと思いますが^^;
こんなモノもあります。
毛織物会館 http://jwwa.net/
この会館にもかなりの数のビンテージ生地が
収蔵されていて、見るだけでも何日も
かかってしまいそうですが・・
今回はまた別のところで生地を見せて
頂きました。
上の生地は、かなり多種類の生地糸を使用して
織られているのがお分かり頂けると思います。
実は下側もなんですが、
画像になると全然分かりませんね><
こちらの真ん中の生地は、
私が常々言うところの「ビョーキ」の
生地です。
凄い手間がかかっています。
コストと採算無視してる感じです^^;
時代背景、トレンドはもちろんですが、
現在よりも、はるかに多くの種類の生地糸を
使用して、複雑の織りで仕上げている
スーツ生地やジャケット生地が
次から次へと出てきます!!
自動車業界と比べると怒られそうですが、
スーツや生地の業界でも、
産業のすそ野の広がりが大切なのは同じです。
糸を撚る会社、染める会社
耳を作る会社、生地を織る会社
生地を整理する会社、もちろん企画する会社
生地が出来るまででも、ここに書ききれない
程の多種多様な仕事があります。
その「裾野」が充実していた1960年台前後には、
日本のメーカーさんが本当に多品種の、
様々な品質のスーツ生地を作っていました。
現在でも、今回の様にアーカイブという形で
その片鱗を見る事ができます。
見せて頂いた生地の中には、
少しアレンジすれば「今」でもとても
いい感じに見える生地になりそうなモノも
沢山あります。
が、再現が不可能な生地も沢山あります。
フェルラという独特な高級生地メーカーが
ありますが、アーカイブを見る限り
昔なら日本でもフェルラ以上のモノづくりが
できたハズです!!
がんばろう!!
日本のモノづくり!!
-----------
コラムや写真など
コチラから
Tailor Fukuoka