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ブログ2019.10.28
見逃してしまいがちな生地の魅力
【Tailor Fukuoka Aoyama Blog】
こんにちは
青山店の瀬野尾でございます
すっかり秋の雰囲気になりましたね
少し肌寒くも感じる日もありますので
みなさま体調にはくれぐれもお気をつけください
さて、本日は
無地調と言ったりする
全くの無地ではないけれど柄の入っていない生地
ついつい見逃してしまいがちですが
じっくり見てみると
実に表情豊かで魅力的なんです!
ということで
本日も瀬野尾ブログにお付き合いください
今回はジャケット生地に
フォーカスしてご紹介します
まずはこちら
94-3187 Di Pray -ディ・プレイ-
Standard Line / ¥39,000+tax
Prestige Line / ¥54,000+tax
Di Pray はイタリア・ビエラ地方の高級服地メーカー
メンズジャケット生地がメインで
遊びの入ったおもしろみのあるものが多くみられます
ツイード調のこちらの生地も
ブルー・グリーン・パープル・イエロー・グレーなど
微妙にニュアンスの異なる糸で織りあげられ
見ているだけでわくわくしてしまう生地です
続いてはこちら
84-2827 CERRUTI-チェルッティ-
Standard Line / ¥39,000+tax
Prestige Line / ¥54,000+tax
イタリアを代表する5大ブランドの1つでもあるCERRUTI
最高級の原毛を使用しているため品質は◎
スーツ、ジャケット共に上品な雰囲気が多いですね
ダークグレーをベースにしたネップ入りの生地
(先日の坂本のブログでも紹介していましたね)
ダークグレーという硬さを感じる色に
ベージュやサックスブルーの
やわらかなカラーネップが混ざることで
程よく、そして上品にまとめてくれています
見慣れてきたところで
上級者向けのよく見ていただきたい生地がこちら
74-2692 CANONICO-カノニコ-
Standard Line / ¥39,000+tax
Prestige Line / ¥54,000+tax
みなさんご存知のCANONICO
コストパフォーマンスに優れており
愛用者も多いことかと思います
最近では英国調の生地も多く作られていますが
こちらはCANONICOらしい生地
ベージュ~ブラウンの濃淡に
鮮やかなオレンジがちらほら顔を覗かせています
この微妙な濃淡使いが
仕立てたときの「雰囲気の良さ」を
表現してくれる要因でもあります
なんとなく店頭に並んでいる生地も
じつはこんなにも細やかな表情をしております
生地の整理をしていると
手が止まり生地の表情と向き合うこともしばしば
(作業が遅れる原因ですね 笑)
今回紹介した生地はどちらもイタリアのブランド
さすが芸術の都、みとれてしまうのも無理はありません
もちろん生地選びは全体の雰囲気が大切ですが
細やかな表情もぜひお見逃しなく^ ^
青山店 瀬野尾
Staff投稿者瀬野尾 [Senoo]
服飾系の大学を経て入社。
レディースオーダースーツSignatureの責任者であり
Tailor Fukuokaの企画会議にも参画している。