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2019.09.21

グレーシャークは果たしてジジ臭いのか

【オーダースーツ TailorFukuoka Blog】

 

こんにちは

テーラーフクオカ銀座店の豊島です。

 

我々は7月~今ごろまでにかけて

自身の冬物を仕込みます。

私もかなり遅れてですが

自身の分に着手をいたしました。

僭越ながらそのご紹介…

 

LASSIERE MILLS-1 Tailor Fukuoka

 

LASSIERE MILLS(ラッシャーミルズ)

Made in Huddersfield England.

Order Suit ¥64,000+tax

(No 60308)

 

今回はラッシャーのウエイトののった

ミディアム~チャコールグレーの

シャークスキンという織地のものを選びました。

 

Prestige LineのAuthen(オーセン)という型紙で

ダブルブレストのスーツを仕立てます。

(型紙の種類についてはコチラをご覧ください)

 

イングリッシュカットのチャールズと

いう型紙も脳裏をよぎったのですが

去年Smith&Wilsonのフランネルで

ダブルブレストを仕立てたので

あえてそれよりはやや柔らかく柔和な雰囲気の

オーセンで曲線的に仕立てることとしました。

 

Tailor Fukuoka C model チャールズ ブリティッシュスタイル-2

↑ちなみにこちらが去年仕立てたチャールズのダブルです。

 

本筋に戻すと…

最近はネイビーやブルー系でこそ

シャークスキンは市場でも増加傾向にはありますが

シャークのグレーというと

実は顧客様にご提案すると

やや敬遠される方が多い服地です笑

 

LASSIERE MILLS-3 Tailor Fukuoka

 

おそらく30年ほど前にも

このシャークスキンは一世を風靡しており

そのイメージが未だあるのではと思われます。

懸念されるのは

「おじさんに見られないかな」

「歳がいって見られるとな~」

などなど非常にネガティブワードが多いのです笑

 

ただ昨今さけばれている

クラシック回帰路線の本命の一つが

こういった白黒やグレー×ブラウンといった杢色の効いた

表情のものだと思っております。

ですので今回実際にお仕立てをして

これまでのネガティブなイメージが

少しでも払拭されればいいなと思っております。

 

LASSIERE MILLS-2 Tailor Fukuoka

 

まぁこの生地に惚れたというのが

本音ではございますが…

肉も申し分のない服地ですので

仕立て映えは担保されているようなものです。

仕上がりの際はこちらにまたアップさせていただきます。

 

こういった服地にチャレンジされる方がおられれば

相性の良いデザインなど

詳しい話含めご対応させていただきます。。

ラッシャーミルズはもちろんのこと

フォックスブラザーズやウィリアム・ハルステッドなどなど

ヘビーウェイト系の生地ブランドも

現在はところ狭しと並んでおりますので

どうかご検討ください。

(現物でご用意している分、相場からすると

かなりお安くご提供できているはずですから…)

 

銀座店 豊島

Staff投稿者豊島 [Toyoshima]

東京都出身
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長