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2020.10.30

心残りを感じる生地

【Tailor Fukuoka Ginza Blog】

 

皆様こんにちは。 

テーラーフクオカ銀座店の木村です。

 

先日、ハンナ・アーレントという

映画を観ました。

映画自体は、ある本を出版した事による

国際的な批判を浴びる彼女の

苦心、傷心、自信を描いたものなのですが

少し気になって、彼女の思想について

調べていました。

 

人は思考を止めれば人で無くなる

という考えは、確かに共感できるものでした。

思考をやめれば人は

巨悪にもなり得るのかもしれませんね。

 

 

さて、本日はこちらのご紹介。

 

 

ハリスツイード,ブラックウォッチ,チェック

84-2990

Order coat ¥68,000+tax

Order Jacket ¥59,000+tax

 

 

ハリスツイード,ブラックウォッチ,チェック

 

 

皆様ご存知、ハリスツイードです。

太く、厚く、荒く、織られた生地は

着込むごとに、味が出てくるタフなもので

カントリーなジャケットにも合いますし

真冬用のコートにもよく合います

冬の装いの一つの定番

として人気のある生地です。

 

その中でも比較的、無地やヘリンボーンが

多いからか大柄のブラックウォッチが

目に止まりました。

というか、今季に個人的に仕立てようと

考えていた生地がこちらです。

悩んだ末に、違う生地でジャケットを

仕立てたのですが

店内の変更をしている際に

視界に入り、淡い心残りを感じましたので

ここでご紹介している次第です。

 

ブラックウォッチの説明はこちらから

 

一見すると主張が激しく見えますが

黒を基調としている柄ですので

仕立て上がると、そこまで派手ではありません。

合わせ方も、無地のパンツを

選んでいただければ色の合わせ方は自由です。

(何でも良いという訳ではございません)

 

上でも触れていますが生地の中では珍しく

エイジングや味という単語が出てくる生地

ですので2,3年着込んでいただいて

柔らかく、少しくたびれた頃が旬ですので

そうやって変化を楽しみながら

10年以上着ていただければ素敵です。

 

ハリスツイード,ブラックウォッチ,チェック

 

コートであれば、アルスターコートか

ダブルチェスターコートで仕立てるのが

今の私のオススメです。

やはり、そこまで派手ではないとは

説明しましたが決してドレッシーな

ものではございませんので

ある程度、柄の主張を

活かすデザインが素敵です。

 

ジャケットであれば、革釦で

田舎臭くしても、良いでしょうし

暖かみのあるナット釦との相性も良いです。

 

という訳で、今回はブラックウォッチの

ハリスツイードのご紹介でした。

他にも、ハリスツイード自体は

様々な色柄をご用意しておりますので

お気になる方は、お気軽に

お問い合わせ下さい。

 

 

銀座店 木村

 

新型コロナウイルス感染症対策としまして

営業時間を変更させていただいております。

 

■短縮営業時間

月~土 11:30-19:30
日のみ 11:30-18:30 

(定休日なし・吉祥寺店のみ水曜定休)

 

ご不便おかけいたしますが、

ご理解・ご協力のほど、宜しくお願いいたします。