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2021.07.08

国産生地は過小評価されているのか

【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】

 

皆様こんにちは。

テーラーフクオカ新宿店の加藤です。

 

気温は暑くなってきていますが

この時期くらいから本格的に秋冬物のイメージを

絞る方が増えてくると思います。

 

今回はそれに合わせて

色っぽい服地をご紹介します。

 

国内でも指折りの実力を発揮している御幸毛織。

知名度はもちろん、打ち込みがしっかりしているものが多く

日本のモノづくりの良さを実感できる服地メーカーです。

 

ただ、それでもやはり海外モノの方がかっこいい印象が

固定概念が根底にある気がしています。

実際のところ私もやっぱり

インポートモノはいいなと思うこともありますが

国産の生地も非常に良いという事実を

今回はお伝えできればと思います。

 

国産生地が良いと言える理由は多いですが

よく挙げられる理由の一つとして

「関税がかからないためハイクオリティな生地でも

比較的安価に入手しやすい」

これがよく言われていることです。

 

所謂コスパが良い生地が多いのは国産生地です。

インポートモノはクオリティは確かですが

価格は国産生地よりも高価なものが多く

手が出しにくい方も少なからずいらっしゃると思います。

 

その点国産生地はお求め頂きやすく

耐久性も特別低いものは少ないですので

バランスが非常に優れています。

 

とはいえ、イタリアは生地のカラーリングが良い。

これも間違いなくその通りですが

日本の生地も負けていません。

 

長くなりましたが

今回紹介したい生地がこちらです。

 

 

2106-011 MIYUKIKEORI  Wool 100%  Made in Japan

Standard line ¥42,000+tax(46,200)

Prestige line  ¥62,000+tax(68,200)

 

上記に書いた通り、カラーリングが繊細で

さらにスムーズなタッチに惹かれるこちらは

秋冬モノで言う無地の織りで構成されています。

 

 

ですが、いくつかの色糸を使うことで

無地の織りでもここまで表情の出る服地に仕上がります。

わかりやすいように、表と裏で色の違いがあります。

 

 

この色の違いがあることによって

何通りもの顔を出してくれるスーツに期待が持てます。

 

オーセンティックなスーツで作るのが

本来の力を発揮してくれるのではないでしょうか。

 

 

日本の生地で仕立てても色気のあるスーツは仕上がります。

他にも色別のシリーズが入荷していますので

見るだけでもいかがでしょう。

国産生地は侮れませんね、、、

 

テーラーフクオカ新宿店 加藤

 

Staff投稿者加藤 [Kato]

東京都
入社以来トラッドファッションを得意としているため
クラシックな提案などに定評あり。
現在新宿のシューケア担当として店内の靴やお客様のシューケアの
アドバイスなどを行っている。
こうみえても全国大会出場経験のあるバスケットマンでもある。