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ブログ2021.08.19
ゼニアの最高峰
【Tailor Fukuoka Ginza Blog】
皆様こんにちは。
テーラーフクオカ銀座店の木村です。
先日、シャツをまとめて10枚ほど
衿とカフスの交換に出しました。
流石に、3年位着用していると
汚れや擦れが目立ちます。
それらの修理と一緒に
今の気分に合わせて形を
変更出来るのもうれしい所です。
さて、本日はこちらのご紹介。
ERMENGILDO ZEGNA 15Milmil15
(クインディチ ミルミル)
Order Suit ¥138,000(¥151,800)
Prestige Line ¥158,000(¥173,800)
ゼニア社のコレクションの中でも
最高峰と言えるシリーズである15ミルミル。
この15ミルミルという名前は使用している
原毛の細さを表しており
15ミクロンの原毛という事になります。
一般的なウールが23ミクロン
人の髪の毛が約50~100ミクロン程
である事を考えると相当なものです。
ちなみに、Super表記にすると
Super170’s相当です。
ですが紡績技術の進化している
現在ではSuoer表記だけを見れば
Super’200sを超えるような生地も
探せば存在します。
生地の良し悪しというのは
一概に「これ」で決まるという事は
ありません。
どれだけ、細い原毛を使用した所で
それを活かす、紡績、染色、フィニッシュ
あらゆる技術がなければ
それは、最終的に良い生地には
ならない訳です。
つまり何が言いたいかというと
ゼニア社にはそれが、ある訳です。
1910年に創業して以降
現在では、イタリアを代表する
生地ブランドとなったゼニアだからこそ
最高の原料を最高の生地に仕上げられるのです。
そして、ここまで来てプライスを
確認していただきたいのですが
本当に、この価格です。
オーダースーツの価格というのも
生地だけではなく縫製や
ブランドのあり方にもよって
変わるので、一概には言えませんが
一般的な市場価格は30万前後です。
我々としても今後、ミルミルを
仕入れられたとしてもこの価格で
打ち出せることは、もう無いと思います。
色柄は3種類ご用意がございます。
VZ2960-0374
VZ2960-3312
VZ2960-0221
どれも、最高の生地です。
手に取っていただくと
その違いが分かります。
仕上がり品も、何着か見ていますが
期待を裏切ることはありません。
ぜひ、ご確認下さい。
銀座店 木村
※8月休業日について
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