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ブログ2021.08.31
ファッションと拘りとシルクの裏地の話
【Tailor Fukuoka Ginza Blog】
皆様こんにちは。
テーラーフクオカ銀座店の木村です。
先日、年々増え続け、
段々と私の生活圏を圧迫し
とうとう限界数を迎えたスーツ達を
整理するためハンガーラックを
追加購入しました。
壁に立てかける細身のタイプを
複数購入しなるべく部屋を
圧迫しないよう考えました。
意外と上手く収まってくれたので
これで、しばらくは安心できそうです。
さて、本日はこちらのご紹介。
Silk Lining¥12,000(¥13,200)
スーツのデザインを決める際に
悩まれる方が多いのが
釦と裏地ではないでしょうか。
これによってスーツの印象が
大きく変わる事もあるので
非常に大切なとこなのですが
実は、こんな裏地もご用意しています。
こちらは、シルク100%で出来ており
非常にクラシカルで素敵です。
現在は裏地の素材は
ポリエステルやキュプラ
ビスコースなどが一般的ではありますが
その昔、スーツが今よりも
もっと高価な時代、裏地の素材と言えば
シルクが一般的でした。
表地を落ち着かせて、裏地に遊びを
持ってくるのはお堅いイメージのある
英国でも以外とよく見かけるものです。
そして、シルクのその美しさも
さることながらこの柄が良い感じなのです。
オーダースーツの裏地に
柄ものというのは
珍しいものではありません。
むしろ、せっかくのオーダーなら
という事で柄もので決め打ちされる方も
いらっしゃると思います。
ですが、今回ご紹介するような
柄ものは、中々見かけないと思います。
このシルクにしか出せない光沢と
この柄と色は、付けるだけで
何気ない普通のスーツでさえも
一気に昇華させます。
種類もありますので
お好みにあったものをお選び頂けます。
NP-2028
NP-2018
NP-2019
NP-2027
NP-2026
NP-2022
NP-2021
最後にですが、裏地というのは
普通に生活している分には
そこまで、見えるものではありません。
だから、表の生地との相性や
色柄の派手さを気にしないで
好きに選んだ方が良い、、、
というのは、よく言われると思います。
これは、私も同意見ですので
皆様もぜひ、お好きなようにお選び下さい。
それと、もう一つ。
逆に、見えないから何も気にしなくていい
というわけにはなりません。
むしろ、ファッションというのは
その見えない所、人が気が付かない所に
気を付けて、拘りを持つのが
大切だと思います。
ですので、裏地は必ず派手にしろ
なんていう事はございませんが
普段、見えない裏地であっても
拘りを持って、お付けになられるのが
よろしいのではないかと私は思います。
銀座店 木村