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2021.04.03

マイオールで作るなら

 

【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】

 

皆様こんにちは。

テーラーフクオカ新宿店の加藤です。

 

今回は今後ますます進化が続くであろう

柔らかな生地について

お話をさせていただきます。

 

上司に話を聞くところ

この20〜30年で生地は非常に薄くなり

柔らかく、しなやかな生地を

展開するメーカーが相当増えたそう。

 

昔はドーメルのスポーテックスのような

ハリがあり、ウェイトの乗った生地が

多く出回っていたようです。

スーツスタイルと同様に

生地も時代によって変化があるようです。

 

現在の日本ではイタリア生地の展開が増え

Super100’s〜150’sの生地を扱っている

メーカーが英国でも多くなっていますね。

 

ただ、今回はREDAのマイオールに

焦点を当てていきます。

 

 

マイオールは極めて柔らかいので

よくお客様にも比較として触っていただく

機会があるのですが

決して耐久性は高くありません。

それでも仕上がった時の光沢や色気は

それらの生地とは全くの別物です。

 

 

そんなマイオールで仕立てる場合

どんな織りが1番マイオールの良さを

引き立ててくれるのか。

それはもうツイル。と

ほとんどの方が言うと思うのですが

自分なりの見解はシャークスキンです。

 

というのも、マイオールまで柔らかくなると

しっとりした肌触りではなく

シャリっとした生地感になります。

シャークスキンはそのシャリ感に

優れているのでツイルよりも

柔らかさを感じます。

よく肌触りの良い服地は

シルクのような、と表現されますが

触った感じはその表現がよく合います。

 

 

着用頻度をそう多くできないため

嗜好性は極めて高いマイオールですが

それでもここまで知名度や

ご注文いただくことが多いのは

生地が間違いなく良いからです。

 

同じSuper150’sの生地はありますが

ぜひ他の生地と触り比べてほしいので

今回ご紹介致しました。

 

どの生地も良さがありますし

織りによって違いもあります。

そして相当数の色柄を

ご用意しておりますので

お時間いただけるようでしたら

多くの生地を吟味されてみては

いかがでしょう。

 

テーラーフクオカ新宿店 加藤

 

Staff投稿者加藤 [Kato]

東京都
入社以来トラッドファッションを得意としているため
クラシックな提案などに定評あり。
現在新宿のシューケア担当として店内の靴やお客様のシューケアの
アドバイスなどを行っている。
こうみえても全国大会出場経験のあるバスケットマンでもある。