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ブログ2022.03.20
常軌を逸する色柄の服地たち
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
こんにちは
テーラーフクオカ新宿店の豊島です。
我々新宿店には社内では最多の
常時4,500柄程度の現物生地が
ところ狭しとひしめいています。
その生地ひとつひとつと言っては
言い過ぎかもしれませんが
自分たちでセレクトを生地を仕入れているため
生地には相応思い入れもございます。
そのなかから本日は生地の紹介をしたいと思います。
私から最近、生地の紹介を
久しくしていなかったため
たまにはさせていただきます!
そして紹介するからには
普通の生地でもつまらないので
飛び道具的なキャラ立ちが凄まじい生地に
フォーカスをあてます。
Order Suit
Standard Line ¥62,000+tax(¥68,200)
Prestige Line ¥82,000+tax(¥90,200)
ソラーロは弊店にも常時10着ほどありますが
最も玉虫感が強烈に出ているのはこの一着です!
とにかく常軌は逸しております笑
そもそも玉虫色の歩合はどう決まるかというと
色差と密度が最たる要素で
この生地は彩度差もあり細番手で密になっているので
強く玉虫色が発現しているのです。
Order Suit
Standard Line ¥62,000+tax(¥68,200)
Prestige Line ¥82,000+tax(¥90,200)
お次はこの柄
シックなトーンではあるものの
オーダースーツ生地としては珍しい
パープルカラーであり
かつ、ドビー織りになっていて連続性のある
小振りなダイヤ柄が特徴的。
しかもよくみると影っぽいダイヤも隠れていて
奥行き感のある柄出し。
紫色であることと
スーツ生地でありながらドビー織り表現がなされていること、
それぞれはさほど珍しいものではないものの
掛け合わさるとまず出回っていない顔をした
オンリーワンの生地です。
基本的にこの手の織柄には柄をよりよく出すため
ツヤを出すフィニッシュがかかっているため
豊かな光沢感を有しています。
Order Suit
Standard Line:¥74,000+tax(¥81,400)~
Prestige Line:¥94,000+tax(¥103,400)~
続いてはアリストンのコバルトブルー。
ナポリらしい発色の服地で
「ストックの中で一番青い生地はどれ?」
と言われれば真っ先に挙がる生地です。
4500柄中一番の青さという意味で
常軌を逸した色と言えます!
春夏向きのトロピカルウール地なので
ドライタッチに仕上がる織り組織ですが
Super 160’sのキメの細やかな原毛が
それにしなやかさをプラスして
なんというかキメの細かいシャーベット
のような風合い。
それぞれ新宿店にストックしておりますので
お気になるものあれば是非店頭で。
画面から伝わる印象を上回るパワフルさを
きっとご体感してもらえるはずです。
豊島
Staff投稿者豊島 [Toyoshima]
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長