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ブログ2022.07.30
秋冬スーツの構想は決まりましたか?
【オーダースーツ Tailor Fukuoka 銀座店 Blog】
皆様こんにちは!
Tailor Fukuoka 銀座店の
今年の秋冬物には何を作ろうか
頭を悩ませている髙橋です。
Tailor Fukuokaでは今まさに
生地の入れ替え作業の真っ只中。
スタッフは大体お盆明けから
秋冬物に着替えますので、
そろそろスーツの発注をかけないと
いけない時期に入っています。
そんなわけで店頭に出す生地を畳みながら
「あ~これもいいなぁ・・・」などと
傍から見たらちょっとアレな
独り言をつぶやきながら作業をしております。
そんなわけで今回は個人的に「いいなぁ」と
思っている秋冬生地3選をご紹介です。
まず1つ目はこちら。
CANONICO “Super Bio” No.07-3526
Standard Line ¥62,000(+tax)
Prestige Line ¥82,000(+tax)
カノニコのスペル・ビオ。
ごっつい原毛で密度高く織り上げられ
かなりしっかりとしたハリコシのある生地で、
実際持っていただくと「重いね!」と
言われることが多いです。
個人的にはこの画像のブルーと紺が混じりあった
奥行きのある発色と硬質な光沢感が大好物です。
ボディーの方にかけるとこんな雰囲気に。
これならオーソドックスに衿付きベストを合わせた
3ピースで仕立てたいなぁ…と思います。
2つめはこちら。
BULMER & LUMB No.84-2933
Standard Line ¥74,000(+tax)
Prestige Line ¥94,000(+tax)
バルマー&ラムの幅広チョークストライプです。
ざっくり2.5㎝巾位でしょうか。
これも先にご紹介したカノニコと同じく
かなり目の詰まったハリのある生地です。
ただそこはやはり英国の老舗。
質感は華美というより
ややマットで落ち着いた武骨な色気がありますね。
こちらであればこてこてのダブルブレステッドで
仕上げるとカッコいいよなぁ…などと妄想中。
まだダブルのスーツは着ている方が少ないのですが
だからこそ今年は一度挑戦してみてはいかがでしょう?
最後はこちら。
HOLLAND & SHERRY No.94-3263
Standard Line ¥74,000(+tax)
Prestige Line ¥94,000(+tax)
ホーランドシェリーのザ・ビンテージストライプです。
いやもう、この色使いからあふれ出る
ビンテージ感の色気はやっぱり良いですよ!
こちらもかなりしっかりと目が詰まった
ハリのある生地です。
というよりもこの風合いを出すために
必然的に重くなったと
考えた方が自然な気がします。
実際に見るとブラウン・グレー・ブルー…以外にも
何色か入っているように見えますね。
それだけ奥行きのある表情です。
これはですね…正直仕立て方に迷います。
間違いなくクラシカルなデザインと
相性がいいことは間違いないのですが、
どのくらいまでコテコテに仕上げるかの
さじ加減で仕上がりの表情が
全く違ったスーツになりますからね。
…今の所個人的には3ピースに1票。
そんな感じで普段生地を畳みながら
考えて(妄想して?)いることを
文章に起こしてみました。
銀座店では半分ほど入れ替わっていますので
ちょっと面白そうと感じられた方は
お気軽に店頭で触れてみてくださいませ。