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ブログ2023.09.19
イタリアンサキソニーでつくります
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
皆さまこんにちは!
テーラーフクオカ新宿店の斉藤です。
今回はこちらのスーツ生地のご紹介。
Fabric:E・THOMAS(Made in Italy) Wool100% ¥69,000+tax(75900)
No.17-3680(上)
N0.17-3681(中)
N0,07-3571(下)
昨年創業100年を迎えたイタリア名門生地メーカー
E・TOHMAS(イー・トーマス)社の
サキソニー生地(微起毛ウーステッド)3柄です。
高い知名度を誇るメーカーではありませんが、
ドレスウェアを扱う者であれば
おそらく一度は耳にするであろう名です。
業界的な認知度が高いということは
オーダーメイド、レディメイド関わらず
プロダクト映えすることが見込める
いわゆる「間違いのない」生地の
安定的な供給を約束してくれるということ
(それはつまりコスト面でも)。
先日豊島がブログで挙げていたように、
総量5,000から6,000点もの生地が並ぶ中で、
これは・・・!と光を放つような
陽のキャラクターではないのですが、
少々危険な香りもするイタリアンな色っぽさと、
ついつい手を伸ばしてしまう人懐っこさとが
共存している生地に思えます
(何を言ってるんだか)。
Super120’sの表記に違わぬしなやかさと、
季節感を演出してくれる適度な起毛感は
さすがのE・THOMASといったところ。
つまり何を言いたいかといいますと、
そんなE・THOMASの魅力にまんまとやられまして、
私自身、こちらの柔らかいサキソニー生地で
スーツを仕込んでいるところです。
そしてチョイスしたのは斉藤が好みそうな
↑こちらのカラーストライプで・・・はなく、
↓3色使いのミニチェック柄にいたしました。
ブルー、ブラック、グレーがバランスよく入り混じった
小さな格子柄は、それぞれの色の印象を
適度に出し入れしてくれそうなので、
ブルー、ブラック、グレーのスーツを
1着ずつ仕立てたようなものだと思ってます
(世の中そんなうまい話はない)。
ただ、これは冗談のようで半分本気でして
ネクタイやシャツなどのカラーコーディネート次第では、
3色のうちどれかを引き立たせることも
出来るのではないかと思っております。
工夫次第で着用の幅が広がりそうな生地。
仕上がりがとても楽しみです。
こちらの生地はいずれも在庫にゆとりがあり、
各店舗で見ることができますので、
ぜひ実物をご覧になられてください。
多面的に良い顔を覗かせる
E・THOMASの魅力にやられちまいますよ。
斉藤