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ブログ2023.05.24
夏素材ジャケットの魅力。
【オーダースーツ Tailor Fukuoka 銀座店 Blog】
皆様こんにちは!
Tailor Fukuoka 銀座店の髙橋です。
昨日から一転、今日は暑いですね。
夏の足音が聞こえてくる今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
そんな今日は、まだ間に合う、
こちらの3点の夏ジャケットの生地をご紹介です。
ジャケットに限らず、
夏物の生地の特徴として
鮮やかな発色がありますが、
生地自体にも清涼感のあるところで
こちらを選んでみました。
まず上から。
Original Fabric No.05-303(W95% S5%)
Jacket:
Standard line ¥33,000+tax(¥36,300)
Prestige line ¥48,000+tax(¥52,800)
問屋さんオリジナルの
ウールシルクのジャケット生地です。
なんでも実験的に作ってみたのだとか。
表面に走っている白い線に
シルクの品のよい光沢があり、
柄も良い感じにぼやけているので
とても優しい印象です。
触ってみると比較的張り感のある生地ですから、
立体的に仕立て上がります。
また、価格がかなりこなれているところも
おススメポイントの一つ。
仕入れの時に値段を聞いて「これください!」と
叫んだのもいい思い出ですね。
2枚目はこちら。
Ferla No.35-3345(S42% L41% C17%)
Jacket:
Standard line ¥59,000+tax(¥64,900)
Prestige line ¥74,000+tax(¥81,400)
毎年”その発想はなかった…”と思わされる
色柄を出してくるイタリアのフェルラ社の生地です。
素材は…シルクを中心に麻と綿を
織り込んであるようですが、
正直何がどうなって
こうなったのか分かりません。
面白い素材だと端の方を
少しほどいてみたりしながら
どうなっているか見たりするのですが、
私では相当複雑な織り方をしていること
位しか分かりませんでした。
ただ、硬質で程よくラギットな表面感で
かなり目が粗く、通気性の高さを感じます。
と、ごちゃごちゃ書きましたが
何より仕立て上がりが単純にカッコいいです。
貝釦で綺麗にまとめるも良し、
ナットボタンでカントリー風味を加味するも良し、
これ1着で夢が広がりますね。
最後はこちら。
CAMPORE No.CP00171(viscose54% L46%)
Jacket:
Standard line ¥39,000+tax(¥42,900)
Prestige line ¥54,000+tax(¥59,400)
ビスコースと麻の混紡素材。
これぞ”夏”といった風情がありますね。
触った瞬間に分かる
「あ、これくっしゃくしゃになる…」感が
伝わってきて、ある意味すごいです。
やはり肌触りは非常にサラッとしていて軽く、
2~3年着て馴染ませると
とても良い風合いになりそうな予感がして
エイジングが楽しみな素材でもありますね。
カントリー調な表情をしていますが、
あえて白のチノパンのような端正な
パンツと合わせても面白いと思います。
本日ご紹介したのは本当にごく一部。
気になられた方はお気軽にお立ち寄りくださいませ。