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ブログ2023.10.10
隠れFOX
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
こんにちは
テーラーフクオカ新宿店の豊島です。
今日は新宿店の膨大な生地在庫の中から
これは上玉だなと思えるものをご紹介したいと思います。
今回は 隠れFOX…
要するに耳がなくて認識されていないが
正真正銘のFox Brothers(フォックスブラザーズ)社製の生地に
スポットを当てます。
期の始まりには数点あったので
折をみてブログにて取り上げようと思っていたところ
かなり在庫自体が減ってきたので
無くなる前にこのあたりでご紹介させていただきます^^;
54-2322
Order Jacket
Standard Line ¥42,000+tax (¥46,200)
Prestige Line ¥57,000+tax (¥62,700)
これを我々が仕入れたのは
昨今の物価上昇や円安のほか
フォックスブラザーズ自体の価格上昇前に
仕入れた生地ですのでこの値段は間違いではございません。
仕入れ値から算出するとこうなります。
少し前には仕入れによっては
このくらいでFOXも扱えたということです^^;
柄はさっぱりした小ぶりの格子で
フランネル仕上げをされているので
ペーンも感じよく霞み
ウーリーな風合いをより感じます。
フォックスフランネルの
もっちりとした起毛感を活かすには
やはり仕立て方法としては
プレステージラインならボゥ(フルキャンバスのソフト毛芯仕様)
スタンダードラインならネオ
がおすすめです。
いずれも芯地は最低限に芯据えしてあるのみで
素材本来の風合いをそのまま活かすような構造体の仕立て。
おすすめのボタンは
ややクリーミーな色合いのナットやホーンです。
ややリラックス感のあるボタンが
生地の色柄からしても好適かと思います。
ボトムはパリッとしたリジットデニムや
チャコールグレーのサキソニーなども◎
同一トーンでいくならベージュのコーデュロイで
柔和な表情を出しても良いかなと。。
ジャケットも定番はやはりネイビーやグレーですが
そればかりではクローゼットがかなり偏ることでしょう。
構成要素の多い秋冬の装いはなにか一つでも挑戦を。
普段のジャケパンのスタイリングに
マンネリ感を覚えている方には
チャレンジしていただきたい生地です。
(着ていて楽しいんですよねぇ)
持っていない色を纏うのは及び腰になりがちですが
そこはFOXがもつ別格の雰囲気に身を任せて
自信をもって着用しましょう。
また何か見つけましたら
投稿させていただきます!
豊島
Staff投稿者豊島 [Toyoshima]
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長