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ブログ2024.07.29
ウールシルクリネンは通年素材?
【Tailor Fukuoka Kichijo-ji Blog】
皆さまこんにちは!
テーラーフクオカ吉祥寺店の斉藤です。
8月も目の前となりまして、
亜熱帯化しつつある日本の気候には
本当にまいっちんぐな毎日ですよね。
前回のブログでも、
これから春夏生地のスーツを仕込んでも
まだ遅くないのでは?!という内容を提唱しましたが、
今回はそのジャケットバージョンとなります。
Fabric: DORMEUIL -Made in England-
No.619-31 2.0m W75% S15% L10%
※現物限りの一点もの
OrderJacket StandardLine ¥52,000+tax(¥57,200)
PrestigeLine ¥67,000+tax(¥73,700)
奇しくも前回同様のダークブラウンの生地で
前回のウィリアムハルステッドに続き、
英国製の生地に定評のあるドーメルは
COSMOSシリーズからのご紹介です。
(コスモスはドーメルの
ジャケット生地コレクションとのこと)
(コスモスと言えば、私は合唱曲を思い浮かべますが、
他には、ウルトラマン?山口百恵?)
(そもそもCOSMOSと秋桜は違いますからね。
COSMOSは“秩序ある調和のとれた宇宙”という意味だそうです)
(コスモスネタしつこいですね。反省)
うっすらとヘリンボンの織柄が
浮かび上がる、上品な佇まい。
一般的なジャケット生地然とした
ツイーディでボリュームのある風合いでなく、
あくまで春夏を見越したライトタッチなテクスチャーです。
シルク・リネン混紡生地らしく
横に走る節感は適度な清涼感がありますが、
75%がウールということもあり、
タッチは混紡生地とは思えないほど滑らかです。
感覚的には3月~10月いっぱいは着用が叶うかと。
暦と気候がマッチしない昨今で、
何を着たらいいのかわからなくなる現象が
往々にして起こりえますので、
その一助として適度なウエイトの
ウール・シルク・リネンの三者混ジャケットは
おすすめでございます。
どうぞご検討くださいませ。
斉藤