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2024.02.19

僕の推し生地

【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】

 

皆さまこんにちは!

テーラーフクオカ新宿店の斉藤です。

 

個人的に勝手に待ち望んでおりました生地が

今季になってようやく入荷いたしました。

それがこちら。

 

Fabric:Somelos -Made in Portugal- 綿100%

No.45-3608 45-3609 45-3610(上から順に)

パンツ単品 Standard line¥19,000+tax(20900)

      Prestige line¥28,000+tax(30800)

ジャケット単品 Standard line¥37,000+tax(40700)

        Prestige line¥52,000+tax(57200)

 

そう「コードレーン」と呼ばれる生地です。

その名の通りレーン(道路や通り)が

タテに走ったような見た目となっており、

染めた糸と白い糸を交互に配した

春夏向けの平織り綿生地です

(総称してコード織りと呼ばれるそうです)。

 

 

歴史をたどると、アメリカントラッドの雄

ブルックスブラザーズがコードレーンの

上下セットアップを打ち出していたようで、

紺ブレザーやレジメンタルタイなどと

並列してアイビースタイルを表現する一区画も

担っている生地でもあります。

 

 

2010年代にはやや時代錯誤な印象を持たれており、

好き者が選ぶ以外はあまり需要がなかったのですが、

近年のトラッド・アイビースタイルの再燃につき、

再度スポットを当てられている・・・と

私は推測しています

(昔から推しているもので

ひいき目な偏見&希望的観測込みです)。

 

とはいえ、

この色柄をいきなりセットアップで着るには

ドキドキするかと思いますので、

やはりおすすめはトラウザーズのお仕立て

(もちろんジャケット単品も大歓迎)。

 

 

斉藤的推しポイントとしては、

1.比較的涼しいコットンパンツになる

2.細畝柄によりレッグラインがスマートに見える

3.白基調のポップな色で楽しくなれる

の3点です。

読んで字のごとくですので、

ぜひ覚えて帰ってくださいね。

 

夏場の宿敵「高温度」「多湿度」に対して

デニムやチノパンは履けなくもないが最適解ではなく、

ショーツも悪くないが履けるシーンは限られている。

コードレーンもコットンなので

それらと素材に変わりはないのですが、

平織りである点はもちろんアドバンテージとなり

手触りに畝ごとの凹凸が感じられ、

肌へのまとわりつきが軽減されます。

(タッチとしてはカラッと、パリッと)。

夏に履くコットンパンツとしてはモアベターだと思います。

 

 

もう少し早く店舗に入荷されていれば

斉藤の私物作成に間に合ったのですが、

つい先日の入荷だったため、今季は見送り・・・

となるかどうかはまだわかりません。

店長の豊島にも

「そんなに推しているのに自分の分作らないの?」

と煽られてます。コワイです(煽り運転ヨクナイ)。

 

 

夏場も爽やかに大人らしく履けるコットンパンツ。

ぜひコードレーンの生地で仕立ててみてください!

 

斉藤